Jリーグ 日本代表

「パリ五輪世代」U-21日本代表候補の中で絶対に覚えておくべき8名

木村誠二(左)鈴木唯人(中)山本理仁(右)写真:Getty Images

日本サッカー協会(JFA)は3日、U-21日本代表候補としてトレーニングキャンプに参加するメンバーを発表した。2024年に開催されるパリオリンピックを目指すU-21日本代表。大岩剛監督が就任して初のトレーニングキャンプとなる。3月7日から9日にかけてトレーニングを重ね、最終日には「高円宮記念JFA夢フィールド」で横浜F・マリノスとの練習試合を予定している。

ここでは、そんなU-21日本代表候補のメンバーからJリーグで出場機会を掴んでいる8名をピックアップ。いずれも将来の日本代表を担う可能性を十分に持つ選手たちだ。


半田陸(J2・モンテディオ山形)

モンテディオ山形ユースが生んだ最高傑作が、着実に成長を続けている。プロ2年目の2020年はセンターバックとしてプレーしていた半田陸は、昨年右サイドバックとして定位置を確保。推進力やスピードをいかして3得点6アシストを記録し、今季も開幕節のザスパクサツ群馬戦、第2節のロアッソ熊本戦とともに90分出場している。

ゴール前まで絡んでいく積極性はチームの武器となっており、守備面の成長を続ければ冨安健洋(アーセナル・イングランド)のようなプレーヤーになり得る選手だ。


モンテディオ山形 DF木村誠二 写真:Getty Images

木村誠二(J2・モンテディオ山形)

ここでピックアップした8選手の中で、Jリーグのサポーターからの知名度は最も低いかもしれない木村誠二。しかし各年代別日本代表に選出され、Jリーグでも地道にキャリアを積んできた実績十分なプレーヤーだ。

2018年にFC東京に入団。FC東京U-23で出場経験を積み、昨年は京都サンガへ期限付き移籍。京都では1試合にしか出場できなかったが、後半戦にSC相模原へ期限付き移籍しレギュラーに定着した。今季はモンテディオ山形に期限付き移籍し、開幕節から2試合続けてフル出場。足元の技術とビルドアップ能力を強みとする、186cmのセンターバックだ。


西尾隆矢(J1・セレッソ大阪)

プロ2年目となる昨年レギュラーの座を掴んだ西尾隆矢は、今年も強固な地位を築いている。横浜F・マリノス戦、京都サンガ戦ともにスタメン出場し、横浜F・マリノス戦ではチーム最高のパス成功率を記録。今季副キャプテンに任命されたのも、クラブからの期待の現れだろう。

ただタックルの精度やクリアミスなど荒削りな部分もあり、現役時代にセンターバックでプレーした大岩剛監督からの指導で刺激を受け、細かな部分のプレー精度を上げたい。


藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)

横浜F・マリノスに移籍し1年目となる今年、試合を経るごとに順調に出場時間を伸ばしている藤田譲瑠チマ。開幕節のセレッソ大阪戦は終盤の3分のみの出場だったが、第2節の柏レイソル戦は46分、第3節のヴィッセル神戸戦はスタメン出場し62分までプレーした。

豊富な運動量とボール奪取能力には以前から定評があったが、パスの精度が安定しており優勝候補でも主力の座を掴み取る気配十分。将来の海外移籍を視野に入れており、そのためのステップアップを重ねている。

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名前椎葉 洋平
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