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Jリーグ移籍の可能性も!?ウクライナ国内クラブの外国人選手がフリーに…

Jリーグフラッグ 写真:Getty Images

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻はすでにサッカー界にも多大な影響を及ぼしている。その中、ウクライナ国内クラブでプレーする外国人選手が移籍金なしで他クラブへ移籍可能となるようだ。4日、ブラジルメディア『TNT SPORTS』が伝えている。

 ロシア軍は先月24日にウクライナへの軍事攻撃を開始。ウクライナ国内の軍事施設や空港のみならず民間施設に対してもミサイル攻撃を行っている。また、ロシアとウクライナの代表団は2月28日から2度にわたって会談。交渉を継続することや民間人避難のための人道回廊を確保することで合意に達したものの、ウクライナ側が即時停戦とロシア軍撤退を求めるのに対して、ロシア側はウクライナの非軍事化と中立化を要求。双方の主張に大きな隔たりがあり、停戦実現へのハードルは高いままとなっている。

 そしてサッカー界では今月4日、ウクライナ・プレミアリーグ(ウクライナ1部)に所属するシャフタール・ドネツクの下部組織スタッフ1名がロシアの砲弾を浴びて死亡。周囲からロシアに対する批判の声が一層高まっているほか、クラブも声明を出している。

 その中、『TNT SPORTS』は「ウクライナにいるすべての外国人選手の契約が打ち切りとなる。選手たちは少なくとも今年6月までに他クラブとの契約ができるようになる」と報道。まもなく国際サッカー連盟(FIFA)が公式発表するものとみられ、ウクライナ国外への退避を望む外国人選手が契約解除金や移籍金の支払いなしで出国可能な体制を敷くようだ。

 ただ、世界中のほとんどの国では移籍ウィンドウが閉鎖されており、3月に新規選手登録が可能なのはアメリカやブラジル、日本などごく一部の国と地域に限られている。

 また、ウクライナ国内の強豪シャフタール・ドネツクではFWダヴィド・ネレス(24)やかつてバルセロナやサッスオーロでプレーし現在シャフタール。・ドネツクに所属するDFマルロン(26)など10名以上のブラジル人選手がプレーしている。