
ロシアはウクライナへの軍事侵攻により日本や欧米諸国などから様々な制裁を受けているが、その影響は今月末開催予定のFIFAワールドカップ・カタール大会欧州予選プレーオフにも及ぶようだ。1日、スウェーデン紙『Expressen』が伝えている。
ロシア軍は先月24日からウクライナ国内の軍事施設や空港のみならず民間人の住むアパートや病院などに対してミサイル攻撃を展開。ウクライナ軍が必死の抵抗をつづける中、今月1日にはハリコフ市内にある州政府庁舎を爆撃するなど、ここにきて一段と攻勢を強めている。
また、ロシアとウクライナの代表団は2月28日にベラルーシ国内で会談。交渉を継続することで合意に達したものの、ウクライナ側が即時停戦とロシア軍撤退を求めるのに対して、ロシア側はウクライナの非軍事化と中立化を要求。双方の主張に大きな隔たりがあり、停戦実現へのハードルは高いままとなっている。
一方、カタールW杯欧州予選プレーオフは今月24日から29日にかけて行われる。この欧州予選プレーオフにはイタリアやポルトガル、ウクライナなど12か国が参加予定だったが、国際サッカー連盟(FIFA)がすべてのロシアチームに対する国際試合参加資格停止処分を科したことにより、ロシア代表が除外されている。
その中『Expressen』によると、スウェーデン代表はW杯本大会出場をかけた大一番でロシア国内クラブ所属の複数選手を欠く可能性があるとのこと。ロシア当局は先月28日、EU加盟27か国をはじめ36か国に対してロシア領空内での飛行禁止を通達。また、EUもロシアに対してEU領空通過禁止という制裁を科しており、ロシアとEU間の往来が極めて厳しい状況となっている。
そのため、『Expressen』は「ロシアからスウェーデンの選手を連れてくるのは、論理的に複雑となっている」と報道。ロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のスパルタク・モスクワに所属するFWヨルダン・ラーション(24)ら複数選手の代表招集が難しいようだ。
なお、スウェーデン代表は今月24日にチェコと対戦。チェコ戦で勝利した場合には、W杯本大会出場権をかけて29日にポーランドとの一戦に臨む。
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