Jリーグ

2022シーズン全J1クラブの補強診断&ランキング(6~4位)

湘南ベルマーレのサポーター 写真提供:Gettyimages

4位:湘南ベルマーレ

戦力収支:B

OUT
真田幸太(東京武蔵野ユナイテッドFC:期限付き移籍)
横川旦陽(東京武蔵野ユナイテッドFC:期限付き移籍)
石原直樹(未定:契約満了)
ウェリントン・ジュニオール(ポルティモネンセSC:復帰)
新井光(福島ユナイテッドFC:期限付き移籍)
齊藤未月(ガンバ大阪:期限付き移籍)
名古新太郎(鹿島アントラーズ:復帰)
三幸秀稔(大宮アルディージャ:完全移籍)
柴田壮介(カターレ富山:期限付き移籍)
秋元陽太(引退)
毛利駿也(ツエーゲン金沢:完全移籍)

IN
瀬川祐輔(柏レイソル:完全移籍)
米本拓司(名古屋グランパス:期限付き移籍)
若月大和(FCシオン:復帰)
永木亮太(鹿島アントラーズ:完全移籍)
福島隼斗(福島ユナイテッドFC:復帰)
鈴木章斗(阪南大学高等学校:新加入)
原直生(湘南ベルマーレU-18:昇格)
石井大生(湘南ベルマーレU-18:昇格)
松村晟怜(帝京長岡高校:新加入)
蓑田広大(法政大学:新加入)
鈴木淳之介(帝京大可児高校:新加入)
根本凌(鹿屋体育大学:新加入)

18位の大分トリニータと勝ち点2差、17位の徳島ヴォルティスと勝ち点1差の16位。紙一重で残留を果たした湘南ベルマーレ。全38節のうち第27節まで終了したのちに浮嶋敏氏から山口智氏へと監督変更されたことが、クラブが窮地に陥っていたことを表している。

この状況を大きく変え「5位」という高い目標を達成するために強化を進め、戦力を増強することに成功した。

主力を手放すことなく、ピンポイントで3人の即戦力を確保。リーグ屈指のボール奪取能力を持ち名古屋グランパスで主力だった米本拓司、2015年以来の復帰となる永木亮太、昨年はやや出場機会が減ってしまったものの多くのポジションでレベルの高いプレーができるユーティリティプレーヤーの瀬川祐輔。中でも米本と永木はCHを主戦場とする選手であり、チームの心臓とも評されるこのポジションが大幅に強化され攻守に安定感が生まれるのは間違いない。

また、数多くの注目株の確保にも成功した。2018年にFIFA U17ワールドカップに出場しスイスのFCシオンでプレーしていた若月大和、期限付き移籍先の福島ユナイテッドFCで18試合に出場した福島隼斗、先日の全国高校サッカー選手権で得点王に輝いた鈴木章斗、昨年ルヴァン杯で4試合に出場した原直生。

U-17とU-18の日本代表候補合宿に参加した経験を持つ松村晟怜、活動費用をクラブが負担しプロになりたいという地域の優秀な選手を育成する”強化特待”の2期生で190cmの高さを持つ石井大生、青森山田高校時代に全国高校サッカー選手権の優秀選手に選出された蓑田広大、高校2年時にプロ入りが内定した鈴木淳之介、特別指定選手としてすでにリーグ戦に出場している根本凌がチームに加わっている。

中盤の強度を上げてくれる選手と、レギュラー入りの可能性も秘めた若手選手を獲得した湘南ベルマーレ。若手を積極的に起用することで育成させてきたこのクラブがどういった1年を過ごすのか、興味は尽きない。

ページ 2 / 2

名前椎葉 洋平
趣味:サッカー観戦、読書、音楽鑑賞
好きなチーム:アビスパ福岡、Jリーグ全般、日本のサッカークラブ全般

福岡の地から日本サッカー界を少しでも盛り上げられるよう、真摯に精一杯頑張ります。

筆者記事一覧