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Jリーグからのオファー却下!ブラジル2部降格クラブの22歳FWに熱視線も…

Jリーグの試合球 写真提供: Gettyimages

 カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)へ降格したスポルチ・レシフェは、Jリーグクラブからブラジル人FWミカエル(22)獲得のオファーが届いたものの、これを拒否したようだ。22日、スポルチ・レシフェの専門メディア『Eu Pratico Sport TV』が伝えている。

 同選手はスポルチ・レシフェの下部組織在籍時に2度レンタル移籍した後、昨年10月にトップチームへ昇格。昨季はリーグ戦で14試合に出場しているほか、トップチームのデビュー戦でゴール。そして今季はリーグ戦で22試合に先発出場したほか、先月は累積警告で出場停止となった1試合をのぞき、全5試合でスタメン抜てきされると、4ゴール1アシストをマークしていた。しかし、スポルチは先月28日開催の第35節・サンパウロ戦で敗れたことにより、2部降格が決定。ブラジルの複数メディアは、ミカエルをはじめ複数選手の引き留めが難しいと伝えている。

 そんなミカエルの去就を巡っては、代理人は今年10月に日本と欧州のクラブからコンタクトがあったことや、すでに複数クラブのスカウト陣が公式戦の視察に訪れていることを明かしていた。くわえて、ブラジルメディア『BOLA VIP』は先月中旬、ポルトガルやアメリカ、それに韓国のクラブがミカエルの獲得を試みたものの失敗したと報じている。

 また、今月に入ってカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアメリカ・ミネイロがミカエルの代理人にコンタクトをとっているほか、セアラーSCからの関心も伝えられている。

 その中、『Eu Pratico Sport TV』の報道によると、とあるJリーグクラブが「ミカエルの保有権の一部を取得する」という条件でオファーを提示したとのこと。獲得打診を行ったクラブ名は明らかになっていないが、スポルチ幹部は日本からのオファーを拒否したという。

 なお、ミカエルはスポルチとの契約を2023年12月まで残しているほか、1000万ユーロ(約13億3000万円)の解除条項が盛り込まれているとみられる。ブラジル国内市場で人気を博している中、Jリーグクラブが同選手を巡る争奪戦でリードすることはあるのだろうか。