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元栃木ユウリが今冬移籍確実に!Jリーグ再挑戦の噂もブラジル2部移籍へ加速か

栃木SC 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグの栃木SCに在籍していたブラジル人MFユウリ・リマ・ララ(27)は、Jリーグ再挑戦が噂される中、現所属クラブを退団することが確実になったようだ。16日、ブラジルメディア『Gazeta de Alagoas』が伝えている。

 同選手はオラリアACやECバイーア、セントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ(CSA)などブラジル国内クラブをへて、2019年8月にECバイーアから栃木SCへレンタル移籍。J2リーグでは10試合に出場して1ゴールをマークしていたが、2019シーズン終了後にECバイーアへ復帰していた。そして昨年8月にECバイーアを退団してオエステFCへ移籍。今年6月にCSAへ復帰すると、今季はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)で38試合中27試合で先発出場し、3ゴール1アシストをマーク。本職のボランチのみならず、右サイドバックでも起用される中で結果を残していた。

 そんなユウリはブラジル国内メディアのインタビューに応じると、自身の去就に関して「僕はいつもCSAに残りたいということをみんなにはっきりと伝えてきた。今シーズンはとても疲れたし、オフに入ってから数日間は妻と一緒に旅行しているね。ただ、代理人やCSAにはマセイオに戻りたいという希望を伝えているよ」と残留を望んでいることを明かしていた。

 しかし、CSAの会長は『Gazeta de Alagoas』の取材に対して「(ユウリとの)交渉が難航したため、クラブの幹部はすでに新しい選手を探している」とコメント。今季限りで同選手が退団することを明言している。また、先週末にはJリーグクラブからオファーが届いていることを明かしていた。

 その中、ブラジル2部のヴァスコ・ダ・ガマが現在よりも高い年俸を用意した上で、選手サイドと交渉を行っているとのこと。ヴァスコ・ダ・ガマはおよそ17年間にわたり在籍してきた元ブラジルU17代表MFアンドレイ(23)の退団がほぼ確実となっている中、アンドレイの後釜確保が大きな課題となっている。

 なお、アンドレイにはブラジル1部のSCインテルナシオナルをはじめ、すでに複数クラブが関心を寄せているほか、セレッソ大阪が今夏の移籍ウィンドウにつづいて獲得に乗り出す可能性が伝えられている。Jリーグ移籍の可能性がアンドレイやユウリの動向に注目が集まる。