Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸、リンコン獲得時の取引内容判明!来季ACL出場決定でボーナス支払いへ…

リンコン 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場を決めたことにより、ブラジル人FWリンコン(20)の取引におけるボーナスをCRフラメンゴに支払うことになった。9日、ブラジルメディア『TORCEDORES』が伝えている。

 ヴィッセル神戸は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)や日本代表FW大迫勇也(31)ら大物選手を擁する中、名古屋グランパスや浦和レッズ、鹿島アントラーズなど複数クラブと上位争いを繰り広げると、シーズン終盤にもリーグ戦連敗を1度も喫することなく来季ACL出場権を獲得。今月4日に行われた最終節・サガン鳥栖戦でも2-0と勝利し、勝ち点「73」の3位で今シーズンを終えている。

 そんなヴィッセル神戸は、今年1月にCRフラメンゴからリンコンを獲得しているが、両クラブの取引内容について『TORCEDORES』が報道。これによると、ヴィッセル神戸はすでに100万ドル(約1億1000万円)を支払っており、今後残りの移籍金である175万ドル(約2億円)を支払うとのこと。くわえて、来季ACL出場を獲得したため、ボーナスとして25万ドル(約2800万円)も支払う必要があるという。

 なお、ブラジルメディア『UOL』は今年1月、リンコンとヴィッセル神戸が年俸80万ドル(約8300万円)による3年契約、2年間の契約期間延長オプション付きという条件でサインを交わしたと伝えている。ただ、同選手は左ハムストリング肉離れによる戦線離脱もあり、今季はJ1リーグで13試合の出場で1ゴールという結果に終わっていた。

 また、ヴィッセル神戸は当初、買い取り義務付きのレンタル移籍でリンコンを獲得する予定だったが、元日本代表MF久保裕也(27)を擁するメジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティとし烈な争奪戦を繰り広げたこともあり、完全移籍での獲得に切り替えたと伝えられている。