Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島ジーコがレオ・シルバ退団を“フライング”発表!SNSでブラジル帰国報告も…

レオ・シルバ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズでテクニカルディレクター(TD)を務めていたジーコ氏は8日、家族との再会をSNSで報告したが、その際にブラジル人MFレオ・シルバ(35)の退団を明言している。

 現在68歳のジーコ氏は、現役時代に鹿島アントラーズの前身である住友金属工業でプレー。引退後は鹿島アントラーズや日本代表で監督を務め、2018年7月からテクニカルディレクターという立場で鹿島アントラーズを支えていた。また、同氏は今月2日に日本でお世話になった方々に別れの挨拶をしたことを明かすと、5日夜には自身のインスタグラムアカウントで出国ゲートでカメラに向かって手を振る自身の姿をアップし、鹿島アントラーズのサポーターに別れを告げていた。

 そんなジーコ氏は8日に再びインスタグラムを更新。母国ブラジルでサンドラ夫人や孫との再会した時の写真をアップして「40時間にもわたる旅をへて家の戻るのはいつもいいね。サンドラや孫のアントニオ、アリスが僕のことを待ってくれていた。空港まで僕を見送りに来てくれたみんな、これまで多くの冒険をしてくれた選手や監督、コーチのみんなには感謝しているよ」

 「住友金属工業時代に僕を日本へ連れてきてくれたヒラノ(勝哉)さんや(鈴木)ヒデキさん、そして僕と同じく(鹿島に)お別れを言うレオ・シルバ、そして(三竿)ケント、エヴェラウド、(土居)ショウマ、ヤマダ(大樹)、来年彼らは素晴らしいシーズンを過ごせるだろう。ずっと応援しているよ」と選手たちに激励のメッセージを送ったが、その中でレオ・シルバが今季限りで退団することを明かしたのだ。

 なお、レオ・シルバは2016シーズン終了後にアルビレックス新潟から鹿島アントラーズへ完全移籍。中盤センターの主力として2018シーズンにはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇に貢献していた。また、今季も開幕から8月中旬まではリーグ戦でコンスタントに先発出場していたが、8月25日開催のJ1リーグ第26節・清水エスパルス戦以降はリーグ戦でわずか1試合の先発出場にとどまっていた。

 レオ・シルバは今年8月にブラジルメディアのインタビューに応じた際、鹿島アントラーズへの愛着や日本でのプレー続行に対するこだわりを語っていただけに、同選手の退団はサポーターにとって衝撃のあるものとなりそうだ。