PECズヴォレに所属する日本代表DF中山雄太(24)は、来年1月にも他クラブへ移籍する可能性があるようだ。3日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。
同選手は2019年1月に柏レイソルからPECズヴォレへ完全移籍。2018/19シーズンはエールディビジ(オランダ1部)で4試合の出場にとどまっていたが、昨季は34試合中25試合でスタメンに抜てきされていた。そしてU24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技で5試合に先発出場すると、今季もここまでリーグ戦15試合中11試合で先発出場するなどレギュラーに定着しているが、チームは最下位に沈んでいる。
また、先月の代表ウィークで日本代表に招集されると、ベトナム戦とオマーン戦でいずれも後半途中から出場。長らく日本代表の左サイドバックを担ってきたDF長友佑都(35)の後継者として期待を寄せられている。
その中、PECズヴォレのテクニカルマネージャーを務めるマイク・ウィレムス氏は、『VOETBAL』の取材で「(今年8月に)売り込みがうまくいかなかった。ケネト・パールと中山雄太を売却できなかった。彼らは我々にとって比較的高い価値を持っており、(来年6月に)契約満了を迎える。理想は、来年1月に彼らを売却することで良い値段を受け取ることだ。とにかくオファーが届かなければいけない」とコメント。中山雄太が今夏の移籍ウィンドウで放出候補に含まれていたことを明かすとともに、引き続き他クラブからのオファーを待つ姿勢を見せている。
また、ウィレムス氏はMFエリアノ・ラインデルス(21)ら4選手の契約延長を決めたことも明かすとともに、ケネト・パールと中山雄太の売却益でストライカーの獲得に向かう方針も打ち出した。
東京五輪での経験により一回り成長した中山雄太だが、今冬の移籍ウィンドウで獲得に乗り出すクラブが現れるのか注目が集まる。
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