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清水や中東クラブが接触…元新潟DFの今冬移籍へ加速か!契約延長打診なしの背景とは…

ブルーノ・コルテース 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命Jリーグのアルビレックス新潟でプレーした過去をもつブラジル人DFブルーノ・コルテース(34)は、清水エスパルスからの関心が伝えられているが、どうやら今冬移籍に向かっているようだ。1日、ブラジルメディア『Radio Pachola』が伝えている。

 同選手はボタフォゴFRやサンパウロ、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ベンフィカ等をへて、2015年にサンパウロからの2年レンタルによりアルビレックス新潟へ加入。来日1年目からJ1リーグで26試合に出場すると、翌2016シーズンもリーグ戦27試合に出場していた。

 そして2017年にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のグレミオへ加入。1年目にしてコパ・リベルタドーレス(南米選手権)優勝に貢献し、UAE開催のFIFAクラブワールドカップに出場。そのクラブW杯では、準決勝で元日本代表MF本田圭佑(35)を擁する北中米カリブ海王者のパチューカを下すと、決勝ではUEFAチャンピオンズリーグ覇者のレアル・マドリードと対戦。コルテースはいずれの試合でもフル出場していた。

 そんなコルテースは昨季途中から徐々に出場機会が減ると、今季はクラブが1部残留争いに巻き込まれる中、10月末から再び本職の左サイドバックでレギュラーに定着しているものの、ここまでリーグ戦で16試合の先発出場にとどまっている。

 コルテースの去就を巡っては、今年12月で契約満了を迎える中、清水エスパルスやサウジアラビア1部のアル・ナスルが同選手の代理人にコンタクトをとったと、10月末にブラジルメディアが伝えていた。その中、『Radio Pachola』は契約満了まで残り1カ月となる中でも、クラブ首脳陣が選手サイドに対して契約延長オファーを提示していないと報じている。

 また、グレミオはリーグ戦残り3試合の中、勝ち点36の獲得にとどまっており、1部残留圏内の16位アトレチコ・パラナエンセから6ポイント差をつけられている。そんなグレミオはセリエB(ブラジル2部)への降格が決まった場合、ユベントスからレンタルにより復帰しているブラジル代表MFドウグラス・コスタ(31)をはじめ、複数選手の慰留が年俸面の観点から難しくなると伝えられている。

 なお、コルテースはつねにチームメイトと良好な関係を築くなど、チーム内で精神的支柱の役割を果たしていたこともあり、周囲からは残留を願う声が上がっているとのことだ。