Jリーグ 横浜F・マリノス

「2位なのにクビにされた」横浜FM退団ハッチンソンの妻が不満爆発!「ポステコグルーは…」

横浜F・マリノスのゴール裏 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは先月30日、ジョン・ハッチンソンHC(ヘッドコーチ)が契約満了により今季限りで退団することを公式発表している。その中、ハッチンソン氏の妻がケヴィン・マスカット監督に対する不満をあらわにした。

 オーストラリア人のハッチンソン氏は、今年1月に横浜F・マリノスに招へいされると、アンジェ・ポステコグルー前監督の右腕としてチームの上位躍進に大きく貢献。ポステコグルー監督はスコットランド1部の強豪セルティックの指揮官に就任したため、シーズン途中でチームを離れたが、松永英機暫定監督やケヴィン・マスカット現監督のもとでも引き続きチームを支えてきた。

 しかし、横浜F・マリノスは同氏との契約更新を行わなかったと発表するとともに、最終節・川崎フロンターレ戦を残す中、すでにチームを離れていることも明らかにしている。

 そんなハッチンソン氏はクラブからの公式発表直後にSNSを更新。「とても残念ですが、私は来シーズンからマリノスの一員ではなくなります。この素晴らしいクラブで過ごした1秒1秒を楽しんできましたが、素晴らしいシーズンを終えた後に、残念ながら必要とされなくなりました。これまでのすべてのサポートに感謝します」とサポーターにむけてメッセージを送っていた。

 すると、同氏の妻もSNSを更新。みなとみらいのある観覧車『コスモクロック21』の写真をアップするとともに「シアトルを去ったのは、アンジェ(・ポステコグルー)と仕事をするという素晴らしいチャンスがあったためだった。そのアンジェはセルティックで仕事をするという素晴らしいチャンスが巡って来たから、マリノスを離れた。(ケヴィン・)マスカットはマリノスの監督として、J1リーグを2位で終えてACL出場権をつかんだ。これまで最も多く勝ち点をつかんだし、最も多くの勝利を収めた。なのに、マスカットはジョンをクビにしたんだ!」と投稿し、マスカット監督の決断に対するいら立ちを募らせている。

 そして「日本で素晴らしい経験ができて、とても嬉しかったよ。(日本は)良い人がいる素晴らしい国だ」と異国での生活を楽しめたことを明かしている。

 オーストラリア代表を率いた実績をもつアンジェ・ポステコグルー監督と苦楽をともにしてきたハッチンソン氏だが、横浜F・マリノスからの離れ方はどうやら自分が思い描いていたようなものではなかったようだ。