Jリーグ 横浜F・マリノス

横浜FMレオ・セアラら数名に母国復帰の可能性!C大阪や柏からも退団候補が…

横浜F・マリノスのゴール裏 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスに所属するブラジル人FWレオ・セアラ(26)をはじめ複数のJリーガーにブラジル復帰の可能性があるようだ。11月30日、ブラジルメディア『Correio Braziliense』のジャーナリストが伝えている。

 現地メディアの報道によると、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSCがJ1リーグでプレーするブラジル人選手3名の動向を注視しているとのこと。セアラーSCは今季ここまでリーグ戦35試合を終えて11勝16分8敗という成績を残しており、勝ち点「49」を獲得。8位につけているとはいえ、2部降格圏内の17位ECジュベントゥージとは9ポイント差であり、降格の可能性がまだ残っている。

 そのセアラーSCのターゲットの1人であるレオ・セアラは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のECヴィトーリアに所属していた昨季、リーグ戦33試合に出場し16ゴールをマーク。今年1月末の契約満了後にECバイーアと2022年12月までの2年契約を締結することで合意に至っていたが、一転して横浜F・マリノスへ移籍。J1リーグ初挑戦の中、シーズン序盤は出場時間を増やせなかったものの、東京五輪終了直後の8月9日に行われた第23節・清水エスパルス戦以降はレギュラーに定着。11月27日開催のヴィッセル神戸戦でも先発メンバーに抜てきされていた。

 そして、レオ・セアラ以外では柏レイソルのMFヒシャルジソン・フェルナンデス(30)と、セレッソ大阪のDFチアゴ・パグヌサット(31)だという。

 ヒシャルジソンは2019年にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSCから柏レイソルへ完全移籍により加入。移籍1年目から中盤の主力としてJ2リーグで35試合に出場し、J1リーグ昇格に貢献。昨季もJ1リーグで27試合に出場すると、今季も6月中旬から再び中盤のレギュラーに定着していたが、先月22日開催の第33節・浦和レッズ戦を最後に出番がない状況となっている。また、ヒシャルジソンと柏レイソルの契約は今季終了後に満了を迎えるほか、すでに選手サイドがブラジル国内クラブからのオファーを待っていると伝えられている。

 一方、チアゴは今年1月にセアラーSCからセレッソ大阪へ加入。昨季終了後に中国スーパーリーグの上海緑地申花に完全移籍したクロアチア人DFマテイ・ヨニッチ(30)の後釜として期待を寄せられる中、5月2日に行われた第12節・ガンバ大阪戦でデビュー。8月25日開催の第26節・湘南ベルマーレ戦まではレギュラーに定着していたが、湘南戦直後にレヴィー・クルピから小菊昭雄への監督交代が決まると、以降は出場機会が激減している。また、チアゴとセレッソ大阪の契約期間については、2023シーズン終了後までの2年間であると今年7月にブラジルメディアが報じていた。

 なお、セアラーSCと3選手の交渉やオファーの有無に関しては、現時点で明らかになっていないという。Jリーガー3名の去就とともに、セアラーSCの今後の動きにも注目が集まる。