柏レイソルが獲得を狙ったと噂されているブラジル人MFニコン(29)には、再びJリーグからの関心が伝えられているが、ブラジル国内の複数クラブとの争奪戦が展開されるようだ。23日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
2015年からアトレチコ・パラナエンセに所属するニコンは、トップ下をはじめ前線の複数ポジションをこなすユーティリティ性を兼ね備える中、昨季はリーグ戦25試合で先発出場。今季もここまでカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)17試合でスタメンに名を連ねているほか、コパ・スダメリカーナ(UEFAヨーロッパリーグの南米版)ではグループステージ1試合を除き全試合でフル出場し、4ゴール6アシストをマーク。今月20日に行われた決勝・レッドブル・ブラガンチーノ戦では決勝ゴールを叩き出し、チームにタイトルをもたらしている。
そんなニコンの去就を巡っては、今季のJリーグ開幕前にコリンチャンスやサンパウロ、それに柏レイソルが水面下で争奪戦を繰り広げていたが、今年3月に入って柏レイソルが争奪戦から撤退とブラジルメディアが報じていた。
また、同選手はアトレチコ・パラナエンセとの契約が今年12月までとなっているが、選手サイドは複数年の契約延長オファーを拒否している模様。くわえて、先週にはブラジル国内のメディアインタビューで海外移籍への思いを明かしていた。
その中、『グローボ』の報道によると、ニコンにはJリーグの複数クラブが関心を寄せているとのこと。さらにブラジル1部のコリンチャンス、パルメイラス、サンパウロも同選手の獲得を狙っているものとみられる。
なお、ニコン本人はアトレチコ・パラナエンセとの契約が満了を迎えるまで、他クラブとの交渉には応じない姿勢を見せている。現在7名の外国籍選手を抱えている柏レイソルが同選手の獲得に再び動く可能性についても気になるところだ。
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