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J2降格の横浜FCが声明「中断明け以降は勝点を伸ばすことはできましたが…」

横浜FCのサポーター 写真提供:Gettyimages

 横浜FCは20日開催の明治安田生命J1リーグ第36節・ヴィッセル神戸での敗戦により、J2リーグへの降格が決まった。これを受けて、クラブは21日に「横浜FCを応援していただいている皆様へ」と題した声明を発表している。

 横浜FCは今シーズン序盤から黒星が先行すると、4月に下平隆宏監督を解任。それでも負の連鎖はとまらず、6月までリーグ戦でわずか1勝にとどまっていた。その中、今夏の移籍ウィンドウでは、FC東京に所属していたMFアルトゥール・シルバ(26)やブラジル人DFガブリエウ(26)、U24ドイツ代表GKスベンド・ブローダーセン(24)など外国籍選手を次々と獲得。名古屋グランパス相手に勝利するなど夏場以降は巻き返しを図っていたものの、今月20日開催のヴィッセル神戸戦で0-2と敗れたことにより、2試合を残してJ2降格が決まっている。

 横浜FCの運営会社である株式会社横浜フリエスポーツクラブの上尾和大代表取締役社長COOは「いつも横浜FCを応援いただき、ありがとうございます。昨日の2021明治安田生命J1リーグ第36節ヴィッセル神戸戦の結果を以て、来季はJ2での戦いとなることが決定しました。J1残留を果たせなかったこと、共に戦っていただいております皆様のご期待に応えられなかったことを非常に重く受け止め、責任を感じております」

 「チームは開幕から勝ち星なく、監督を交代するも苦戦を強いられ前半戦を終えました。J1残留するために複数の外国籍選手を獲得し、その活躍もあり中断明け以降は勝点を伸ばすことはできましたが、最後まで力が及ばなかった結果となりました。しかし今シーズンはまだ2試合残っていますし、最後の最後まで全力で戦い抜くことに変わりはありません」

 「2019年に13年ぶりのJ1昇格を決め、この2年間で皆様とともにこれまでとは違う景色を見ることができ、横浜FCはJ1の舞台にいなければならない存在であると確信しています。必ず1年でJ1に戻るために今日からその準備が始まっています。改めて、皆様からの引き続きの応援を宜しくお願い致します」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残した。