
柏レイソルのネルシーニョ監督は、今月7日開催の明治安田生命J1リーグ第35節・セレッソ大阪戦で勝利したことにより、J1リーグ通算200勝という偉業を成し遂げている。そんなネルシーニョ監督が母国メディアの取材で胸の内を明かした。11日、ブラジルメディア『LeiaJa』が伝えている。
現在71歳のネルシーニョは、ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)、名古屋グランパス、ヴィッセル神戸を率いた過去を持つ。また、柏レイソルでは2011シーズンにJ1リーグ制覇を果たしたほか、2012シーズンに天皇杯、2013シーズンにナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)のタイトルを獲得。そして、柏レイソルの指揮官に復帰した2019シーズンにはチームをJ2リーグ優勝に導くなど、日本国内で実績を積み重ねてきた。
そんなネルシーニョ監督はミハイロ・ペトロヴィッチ(現北海道コンサドーレ札幌監督)、西野朗(元ガンバ大阪監督)、長谷川健太(前FC東京監督)についで4人目となるJ1リーグ通算200勝達成について「サッカーでの目的は勝つことだ。計画を立て、日々の仕事に打ち込み、試合に勝ちたいという渇望をピッチにぶつける。勝利を積み重ねるごとに、我々は強くなっていく」
「だからこそ、このような節目を迎えられたことは、私のキャリアにとって特別な瞬間であり、本当に嬉しく、誇りに感じている。日本サッカー界での私の長く美しい歴史の中で、自分のことが認められ、尊敬されるのだ」と笑みを浮かべながら感想を述べている。
また、今季のチームの戦いぶりについては「今シーズンは(例年よりも)過密日程だったから、フィジカルコンディションに問題を抱える選手が多かった。中には新型コロナウイルスに感染したり、深刻な怪我を負う選手もいた。状況次第ではこのような制限がある中で仕事をしているが、目標達成のために戦う喜びというものはない」とコメント。離脱者を抱えたことにより、ベストメンバーが揃えるのが難しかったことを明かした。
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