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C大阪獲得失敗の元ブラジルU17代表MFが今冬残留か!契約満了間近もすでに交渉開始

セレッソ大阪 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪が獲得を狙ったブラジル人MFアンドレイ(23)は、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のCRヴァスコ・ダ・ガマ退団が噂されていたが、契約延長に向かっているようだ。27日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。

 アンドレイは2015年にブラジルU-17代表の一員としてFIFAワールドカップU-17に出場。また、ヴァスコ・ダ・ガマの下部組織で頭角を現すと、2016年にトップチームへ昇格。プロ3年目の2018シーズンにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)で27試合に出場して4ゴールをあげるなどブレイクすると、今季も中盤センターの主力としてここまでリーグ戦25試合に出場している。

 同選手の去就を巡っては、今年6月にセレッソ大阪とトルコ国内クラブがオファーを提示したとブラジルメディア報道。くわえて、ブラジル1部のサントスやレッドブル・ブラガンチーノも関心を寄せるなど、争奪戦の可能性が伝えられていたが、アンドレイ本人が8月上旬に自身のSNSアカウントを通じてヴァスコ・ダ・ガマ残留の意思を明らかにしていた。

 また、選手サイドはヴァスコ・ダ・ガマとの契約が今年12月に満了を迎える中、クラブ首脳陣と契約延長にむけた会談を行っているとのこと。一方、本人はメディアインタビューに応じた際に「これまで僕自身の意思は明らかにしてきた。僕のヴァスコに対する愛情について誰もが理解してくれているし、今はヴァスコのセリエA昇格にむけて集中している。契約について、代理人は僕とクラブにとって何がベストなのか決断するためにクラブと話し合いをしている」と語っている。

 なお、アンドレイはプロデビュー後に一度も他クラブへレンタルにより放出されていない。ここまでヴァスコ・ダ・ガマ一筋のキャリアを歩んでいる同選手は、クラブと契約延長で合意に達することを願っているのかもしれない。