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ジョーの名古屋退団問題巡るCAS裁判の日程確定!3.5億円支払いの判決も…

ジョー 写真提供: Gettyimages

 元ブラジル代表FWジョー(34)は、明治安田生命J1リーグの名古屋グランパス退団を巡る問題を今も抱えている。その中、同選手とカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンスは、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ申し立てを行っていたが、裁判の日程が確定したようだ。27日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。

 かつてマンチェスター・シティやエバートンに在籍していたジョーは2018年に名古屋グランパスへ加入。移籍1年目に24ゴールを叩き出してJ1リーグ得点王に輝いたことで多くのファンから注目を集めたが、翌2019シーズンはわずか6得点と本来のパフォーマンスが影を潜めると、昨季は新型コロナウイルス感染拡大が止まらない中で4月にブラジルへ帰国。シーズン途中にもかかわらず、無断で名古屋グランパスのチーム活動に参加しなかったことが大きな問題となっている。

 ジョーは現在コリンチャンスでプレーしているが、名古屋グランパスは同選手が契約期間を昨年末まで残していたにも関わらず、昨年4月以降チーム活動に参加しなかったことなど退団の際の契約問題に関して国際サッカー連盟(FIFA)に訴えを起こすと、FIFAはジョーとコリンチャンスに対して名古屋グランパスに340万ドル(約3億5500万円)の賠償金を支払うよう命じていた。

 しかし、選手サイドとコリンチャンスはこの判決を不服とし、今年3月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ申し立てを行っていた。今回の『グローボ』の報道によると、CASでの審理は11月29日から3日間にかけて行われる予定となっているとのことだ。

 ジョーに対して、今もなお名古屋グランパスサポーターが不満をためる中、はたして同選手を巡る問題はどのような結末を迎えるのだろうか。