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女子プロサッカーWEリーグ。イタリア語由来のクラブ名とその深意

サンフレッチェ広島レジーナ

サンフレッチェ広島レジーナ

“「サンフレッチェ」は日本語とイタリア語を掛け合わした三本の矢を表す言葉です。 広島の県民市民・行政・財界の三位一体の力によって支えられていることを示し、またチームスポーツの基幹をなす「技術・戦術・体力」の三要素、そして個々の選手に必要とされる「心・技・体」の三原則にもつながっています。
新設された女子チームの呼称である「レジーナ」は、イタリア語で「女王」を意味します。「サンフレッチェ」の語源である三本の矢に込められた想いを大切にし、「女王」に輝くチームを目指したいという意志を込めています。“

サンフレッチェ広島レジーナ 公式サイトより

イタリア語「フレッチェ」と「レジーナ」の深意

2つのイタリア語が入った新設チーム、サンフレッチェ広島レジーナ。

まず「フレッチェ(Frecce)」だが、この言葉は複数形で、単数形は「フレッチャ(Freccia)」だ。クラブ説明の通り「矢」という意味はもちろん「とても早い人(もの)」を表す単語でもある。現代のイタリア語ではあまり使われないが「Lanciare una freccia(矢を放つ)」という言い方がある。「一瞬の出来事で敵などを傷つける」という意味を持ち、一瞬の攻撃でライバルチームのDFを崩し得点を挙げる時などに使える言い方である。

そして「レジーナ(Regina)」は「女王」という意味の他に、何らかの特徴で誰よりも目立っている女性のことも指す。女子サッカー界で使えるフレーズとしては「Regina del campo(レジーナ・デル・カンポ)(ピッチのクイーン)」または「Regina della partita(レジーナ・デッラ・パルティータ)(試合のクイーン)」などが試合のMVPを表現するにピッタリな言い方だ。

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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