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広州FC元監督が中国サッカーに「あれは意味がない」と異論!2つのルールによる弊害とは…

ファビオ・カンナバーロ 写真提供: Gettyimages

 中国の大手不動産『中国恒大集団』が経営危機に陥る中、中国スーパーリーグの広州FC(旧広州恒大)は先月下旬にファビオ・カンナバーロ監督との契約解除を行っている。そのカンナバーロ氏は5日、中国メディア『捜狐』のインタビューで中国サッカー界に対する率直な感想を述べた。

 中国では、『中国恒大集団』が総額33兆円にものぼる負債を抱え、破綻の危機に直面していることが連日のように報じられている。また、『中国恒大集団』の保有する広州FCは、今月から選手に対して給与を支払えなくなる可能性があると伝えられる中、カンナバーロ監督との契約解除を先月24日に行っていた。

 シーズン途中で広州FCを離れたカンナバーロ氏は、中国サッカー界の現状について問われると「4、5年前は中国スーパーリーグのレベルが非常に高かった。トップレベルの外国人選手にとって、中国スーパーリーグでのプレーは十分魅力的なものだった」

 「だが、様々な規定が導入されたことによって状況は変わった。例えば、(中国国内の)若手選手のメンバー登録に関する規定はより複雑になっている。一部のクラブは、この規定を守るためだけに若手選手を起用している。彼らは数分間プレーすると再びベンチへ下がる。あれは意味がない」とコメント。公式戦の登録メンバーにおいて「23歳以下の中国人選手が外国籍選手の数よりも多くなければならない」という2018年から採用された規定を中国サッカー停滞の要因にあげている。

 さらに同氏は「外国人選手は高い年俸を求めて中国スーパーリーグにやって来る。そして彼らは中国サッカーに新たなアイデアやロールモデルをもたらしている。中国人選手に対してできる限り長く高いレベルのパフォーマンスを維持するためのトレーニングの方法や食事を教えてきた。こうした優秀な選手たちが現在のサラリーキャップ制により中国を離れたのは残念だ」とサラリーキャップ制がもたらす弊害にも触れた。