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遠藤航に対する相手の対策に変化が…シュツットガルトの苦戦理由を独紙分析

遠藤航 写真提供: Gettyimages

 日本代表MF遠藤航(28)を擁するVfBシュツットガルトはブンデスリーガ復帰2年目を迎えた今季、ここまで苦戦を強いられている。ドイツ紙『Heidenheimer Zeitung』は1日、遠藤航が本来のパフォーマンスを発揮できていないことを指摘した。

 遠藤航は昨季ブンデスリーガで33試合に先発出場。中盤センターでの安定したプレーを見せると、今季はここまでリーグ戦全6試合でフル出場している。ただ、シュツットガルトはここまで1勝2分3敗とスタートダッシュに失敗。先月26日に行われた昇格組VfLボーフムとの一戦で0-0のドローに終わるなど、チーム内で様々な課題を抱える中、2日にブンデスリーガ第7節・ホッフェンハイム戦に臨む。

 その中、『Heidenheimer Zeitung』はシュツットガルトが不振に喘いでいる要因として、遠藤航に対する対戦相手のマークが厳しくなっていると主張。

 VfLボーフムや先月19日に対戦したレバークーゼンの戦い方を例に出し、シュツットガルトの攻撃シーンで遠藤航に対してつねに2選手がマークをつけていることが昨季までとは大きく異なっていることを指摘。その上でペルグリノ・マタラッツォ監督には攻撃を組み立てる局面で抱える問題に対する解決策が求められていると伝えた。

 なお、遠藤航は今季ここまでの全試合におけるデュエル回数がチーム最多の143回にのぼっており、ドイツ紙『ビルト』で紹介されている。キャプテンとしてチームをけん引する中、対戦相手にとってより警戒すべき存在になっている。