日本代表・海外組 海外日本人選手

太田宏介所属クラブが元リバプールFW獲得発表!賭博違反で1年以上無所属も…

太田宏介 写真提供: Gettyimages

 元日本代表DF太田宏介(34)を擁するAリーグ(オーストラリア1部)のパース・グローリーは1日、リバプールやイングランド代表でプレーした過去をもつFWダニエレ・スタリッジ(32)の獲得を公式発表した。

 スタリッジはマンチェスター・シティやチェルシー、ボルトンに在籍した後、2013年1月にリバプールへ完全移籍により加入。2013/14シーズンはプレミアリーグで29試合に出場し21ゴールをあげつ活躍を見せていたが、その後は度重なる負傷離脱により出場機会が減少。2018/19シーズン終了後にリバプールを退団すると、スュペル・リグ(トルコ1部)のトラブゾンスポルに加入したが、賭博規約違反による出場停止処分が科せられた昨年3月に契約解除。以降は無所属状態となっていた。

 同選手の去就を巡っては、複数クラブが関心を寄せる中、パース・グローリーが選手サイドとの交渉を進めているとオーストラリア国内で報じられていた。そして9月30日に選手サイドとの会談で合意に達すると、1日になって1年契約によりサインを交わしたことを発表している。

 Aリーグではサラリーキャップ制が導入されており、チーム内の年俸上限額が設定されている。ただ、スタリッジに関しては、サラリーキャップ制に縛られず高額年俸により獲得することが可能なマーキー・プレーヤーとしてパース・グローリーの一員になったようだ。

 なお、パース・グローリーは2020/21シーズン終了後、左サイドバックでレギュラーに定着していた太田宏介と2023年6月までの2年契約を新たに締結している。プレミアリーグの舞台で実績を積んできたアタッカーと太田宏介の共演を日本国内のサッカーファンは待ち望んでいるはずだ。