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「少し言葉を交わすことで…」伊東純也が好調の要因明かす!主力FWとの連携面で…

伊東純也 写真提供: Gettyimages

 ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKRCヘンクに所属する日本代表FW伊東純也(28)は、今季ここまで好パフォーマンスを発揮し続ける要因を明かした。30日、ベルギーの地元紙『HBVL』が伝えている。

 伊東純也は2019年1月、明治安田生命J1リーグの柏レイソルからKRCヘンクへ加入。昨季は右サイドを主戦場に公式戦42試合に出場して12ゴール16アシストをマークするなど、ベルギー1部を代表するアタッカーとして名を馳せていた。そして今季もここまで公式戦14試合で先発出場するなど、前線の主力として活躍している。

 同選手は先月16日開催のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節・ラピッド・ウィーン戦で後半アディショナルタイムに決勝ゴールをアシスト。さらに、19日に迎えたジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第8節・STVV戦でも1-1で迎えた83分に味方からのパスを受けるとペナルティエリア内右隅から中央へ折り返し、ナイジェリア代表FWポール・オヌアチュ(27)の勝ち越しゴールを演出。ダービーマッチでの勝利に大きく貢献していた。

 伊東純也は地元メディアの取材に応じると「一緒にプレーする時間が長いほど、連携面でよりスムーズになりますね。(現在採用されている)システムも(連携を高めるための)助けになっています。ストライカーがひとりいると、素早いクロスをあげたり、(相手ディフェンダーを手前に)引き出すことによって中央でターゲットにできます。特にオヌアチュはそのようなプレーができますね」と自身が好調を維持している要因を語っている。

 伊東純也と同じく、前線の主力であるオヌアチュは今季ここまでリーグ戦で9ゴールをマークするなど、チームの上位躍進に貢献している。そんなオヌアチュについては「僕たちは少し言葉を交わすことで互いのことを理解できます。彼とはクロスを上げるタイミングやクロスを上げる場所について意見を一致させていますよ。他は感覚の問題であることが多いですね。フットボールの世界では、チームメイト(の感覚を)感じることが求められますしね」と良い関係を築けていることを明かした。

 なお、伊東純也とオヌアチュは30日開催のELグループステージ第2節・ディナモ・ザグレブ戦でもともに先発出場したが、ゴールをあげることはできず後半途中で交代。チームも0-3と敗れている。