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久保建英、アヤックス移籍拒否が判明!レアル側の意向が影響か

久保建英(写真右) 写真提供: Gettyimages

 レアル・マドリードからRCDマヨルカへレンタル移籍により加入している日本代表MF久保建英(20)は、今夏の移籍ウィンドウでオランダの名門アヤックスからのオファーを拒否していたようだ。22日、スペインメディア『El Confidencial』が伝えている。

 バルセロナの下部組織出身である久保建英は、2019年夏に明治安田生命J1リーグのFC東京からレアル・マドリードへ完全移籍。ジネディーヌ・ジダン前監督から高い評価を受けたが、RCDマヨルカ、ビジャレアルへの武者修行をへて今年1月に半年間のレンタル移籍によりヘタフェへ加入。ヘタフェではリーグ戦で18試合に出場したが、レギュラー奪取には至っていなかった。

 そして昨季終了後にレアル・マドリードへ一旦復帰したものの、久保建英にはレアル・ソシエダをはじめ複数クラブがレンタルでの獲得に関心を寄せていた。その中、東京五輪男子サッカー競技の全日程終了直後、同選手のRCDマヨルカへの再レンタルが正式に決まっていた。

 ただ、『El Confidencial』の報道によると、エールディビジ(オランダ1部)の強豪アヤックスも久保建英の獲得に強い興味を示していた模様。しかし、レアル・マドリードは2、3年後に同選手をトップチームの構想に入れることを考慮している中、同選手に対して継続的に出場機会を与えるクラブへ買い取りオプションのないレンタル移籍により放出することを望んでいたとのこと。クラブは選手サイドと協議を重ねた結果、アヤックスからのオファーには応じないことを決断したという。

 なお、久保建英はマヨルカで今季ここまでリーグ戦5試合で先発出場するなど、攻撃陣の中心選手としてルイス・ガルシア監督から確かな信頼を寄せられている。ただ、同選手は22日に迎えたレアル・マドリードとの直接対決で先発出場した際にひざに違和感を抱えたため、ハーフタイムで交代となっていた。