プレミアリーグ アーセナル

アルテタ解任報道も…インテル前監督がアーセナル行きの噂を否定

アントニオ・コンテ 写真提供: Gettyimages

 日本代表DF冨安健洋(22)を擁するアーセナルは、ミケル・アルテタ監督を解任して前インテル指揮官のアントニオ・コンテを招へいする可能性が伝えられていた。しかし、コンテ氏はアーセナルと事前合意したという報道を否定しているようだ。5日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。

 アーセナルはアルテタ監督のもと昨季のリーグ戦で8位に終わると、今季も開幕から3連敗を喫するなど序盤から厳しい戦いを強いられている。これにより、周囲では同監督解任の噂が飛び交っている。

 一方、コンテ氏はユベントスやイタリア代表、チェルシーを率いた後、2019年夏にインテルの指揮官に就任。2020/21シーズンはUEFAチャンピオンズリーグでグループステージ敗退に終わったが、セリエAでは今年2月に行われたミラノダービーでの勝利により首位に立つと、以降も順調に勝ち点を積み重ねて2010/11シーズン以来となる優勝を成し遂げていた。しかし、シーズン終了後にクラブ首脳陣から財政面出の問題により主力選手を放出する意向を伝えられると、コンテ氏はこれに同意することなくクラブを離れていた。

 その中、複数メディアの報道によると、アーセナル首脳陣は今月に行われるリーグ戦3試合とカラバオカップ(イングランドのリーグカップ戦)3回戦・ウィンブルドン戦の結果を踏まえて、アルテタ監督の去就に関する決断を下すとのこと。

 そして、すでにコンテ氏とコンタクトをとると、アルテタ監督解任の場合に備えて事前合意に達したと伝えられていたが、同氏の代理人は報道内容が事実ではないとしてアーセナル行きが既定路線ではないと主張しているようだ。