代表チーム 韓国代表

「韓国でひどい扱いを受けている」アウェーの洗礼にレバノン代表が非難声明

韓国の国旗 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのFC東京に所属するDFジョアン・オマリ(33)を擁するレバノン代表は、7日にFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選の韓国戦に臨む。しかし、この敵地での一戦を前にレバノンサッカー連盟(LFA)は韓国側に対応について公式声明を発表した。

 レバノン代表はW杯カタール大会のアジア2次予選・グループHを3勝1分2敗で終えて勝ち点10を獲得。北朝鮮が途中棄権する中、グループ2位で最終予選進出を果たしている。また、今月3日に敵地で行われたW杯最終予選・初戦のUAE戦で0-0の引き分けに終わっていた。

 そのレバノン代表は7日に水原ワールドカップ競技場で迎える韓国代表との一戦にむけて、すでに韓国に入国している。その中、LFAは4日に声明を発表。「我々の選手たちは、韓国でひどい扱いを受けています。これは初めてのことではありません。レバノンでは、おもてなしの精神をのぞいて、すべてを失っています。これは(新型コロナウイルス関連の)プロトコルについてではなく、おもてなしについてです。我々の選手にとっての一般的な観点のみをここに共有いたします」と韓国側への批判内容を公式SNS上に投稿した。

 なお、韓国戦に関しては当初ホームゲーム扱いとなっていたが、韓国での冬の寒冷な気候を踏まえて来年1月に開催予定のアウェイゲームをホーム戦に振り返え、今月7日に行われる一戦をアウェイゲームとするという韓国側からの提案を受け入れている。

 レバノン代表は6月中旬にもW杯2次予選のグループステージ最終節・韓国戦に臨んでいた。この試合は韓国国内での中立開催という扱いだったが、手厳しいアウェーの洗礼を浴びていたかもしれない。