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ミラン、ボルドーMF獲得でクラブ間合意!昨季フランス王者との争奪戦制する

ヤシン・アドリ 写真提供: Gettyimages

 ミランは、リーグアンのボルドーに所属するMFヤシン・アドリの獲得が濃厚となっているようだ。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 現在21歳のアドリは、パリ・サンジェルマン(PSG)でトップチーム昇格を果たしたものの出場機会に恵まれず、2019年1月にボルドーへ完全移籍。2019/20シーズンはリーグ戦で11試合の先発出場にとどまったが、昨季は年明けからレギュラーに定着。リーグ戦で25試合に先発出場するなど確かな成長を遂げており、リーグアン2021/22シーズンの開幕節・クレルモン・フット戦でも先発に抜擢されていた。

 同選手はボルドーとの契約を2023年6月まで残しているが、LOSCリールをはじめ複数クラブが獲得に興味を示していた。その中、ミランはクラブ間交渉を進めると、13日までに移籍金とボーナスあわせて最大1000万ユーロ(約13億3000万円)をボルドーに支払うことで基本合意に達したとのこと。現在は取引内容の細部の調整を行っているという。

 また、ミランはU24コートジボワール代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場していたMFフランク・ケシエが、屈筋に問題を抱えたことにより数週間の戦線離脱を余儀なくされることになっている。そのため、ミラン首脳陣はトップ下のみならず、中盤センターのポジションもこなすアドリの獲得を急いでいるようだ。

 なお、ボルドーは昨季のリーグ戦を12位で終えているが、深刻な財政難に陥る中、LOSCリールの元オーナーであるルクセンブルクの実業家が買収。4100万ユーロ(約53億円)以上の資金を捻出するために主力選手の売却を行う方針を固めていた。