ガンバ大阪は11日、FW中村敬斗がFCジュニアーズOÖ(オーストリア2部)への期限付き移籍を解消し、LASKリンツ(オーストリア)へ完全移籍することを発表した。
2018年にガンバ大阪へ入団した中村は17歳でJ1リーグデビューを果たすと、トゥウェンテ(オランダ)とシント=トロイデン(ベルギー)へのレンタル移籍を経験後、今年2月にジュニアーズへ期限付き移籍。今季は開幕戦のラフニッツ戦で2ゴールを記録するなど、リーグ戦3試合に出場して2ゴール1アシストを記録していた。
初めて完全移籍でG大阪を離れることを決断した中村はクラブ公式サイトを通じて、以下のようにコメントを残している。
「この度、私はオーストリア1部のLASK LINZへ完全移籍をする事になりました。LASK LINZで活躍できるように、これからも更に精進してまいります。私は17歳でガンバ大阪に加入し、トップチームの宮本元監督からはプロの厳しさを、ガンバ大阪U-23の實好元監督と、森下元監督からは、自分らしさを失わずに自分を信じる事の大切さを教えて頂きました。ヨーロッパで順風満帆にいかない時でも、私が自信を無くさずに不屈の精神でいられるのは、ガンバ大阪での経験があるからです」
「私は17歳でJ1リーグ開幕戦デビューを果たしましたが、その後プロとして未熟だった為、J3リーグのベンチからやり直す事になりました。今の私はガンバ大阪でのこの経験が、自分はどんな事が起きても必ず這い上がれるという自信に繋がっています。17歳、18歳という若さで、プロとしてガンバ大阪で経験した全てが私の財産です」
「私はガンバ大阪でプロになれた事を、大変誇りに思っています。ガンバ大阪のチームメイト、スタッフ、関係者、そして応援してくださっているサポーターの皆さん、デビューしてからこの期限付き移籍期間を含めての3年半、変わらず温かく見守ってくださり、本当にありがとうございます。ガンバ大阪U-23の時に作って頂いた横断幕のキャッチコピー『魅せろ 進化し続ける才能』この言葉を胸に、これからも目の前の一瞬一瞬を大切に歩んでいきます」
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