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ユベントス、バルサMF復帰画策も…フリーでの獲得を熱望か

ミラレム・ピアニッチ 写真提供: Gettyimages

 ユベントスは、バルセロナのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチの獲得を望んでいるが、トレード要員を用意する考えはないようだ。18日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 ピアニッチはバルセロナと年俸650万ユーロ(約8億5000万円)による契約を2024年6月まで残している。しかし、クラブ首脳陣はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの契約延長を行うのに多額の資金を要することもあり、ピアニッチやフランス代表DFサミュエル・ユムティティやブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンらを放出候補に含めている。さらに、今月にはピアニッチとユムティティに対して契約解除を要求したものの、両選手ともにこれを拒否する姿勢を見せている。

 同選手の去就を巡っては、チェルシーやトッテナム・ホットスパーが動向を注視していると今月に入ってイギリスメディアが報道。くわえてユベントスやインテルがレンタルでの獲得に向かっていると伝えられているが、650万ユーロという高額年俸が移籍への大きな障壁となっている。

 その中、一部のスペイン国内メディアは、ユベントスがピアニッチ獲得の際にウェールズ代表MFアーロン・ラムジーとトレード要員としてバルセロナに放出する可能性を報道。しかし、『ムンド・デポルティーボ』はあくまでもフリーでの獲得にこだわっており、ラムジーを交渉材料に盛り込む可能性は低いと主張している。

 なお、ピアニッチは古巣であるローマからの関心も伝えられていた。しかし、ローマはアーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカの獲得に本腰を入れており、ピアニッチの争奪戦からは撤退したものとみられる。