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元名古屋FWジョー、ブラジル1部が売却へ本腰!アジア方面から関心

ジョー 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスでプレーした過去をもつ元ブラジル代表FWジョーは、やはりカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンスを退団するようだ。17日、ブラジルメディア『UOL』が報じている。

 現在34歳のジョーは昨年に名古屋グランパスからコリンチャンスへ復帰。昨季はリーグ戦で24試合に先発出場したものの、わずか6ゴールにとどまっていた。そして今季もリーグ戦開幕から不調に陥ると、第2節・アメリカMG戦から3試合連続で出番がなかった。同選手は先月下旬に復帰すると、7試合連続で先発メンバーに名を連ねて4ゴールをマーク。しかし、今月18日に開催予定の第12節・アトレチコ・ミネイロ戦で突如メンバー外となっている。

 ジョーはコリンチャンスとの契約を2023年12月まで残している。しかし、同選手の去就を巡っては、代理人がタイ・リーグ1(タイ1部)のポートFCへ逆オファーを行っていると伝えられているほか、ポートFCの幹部もAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区・グループステージ敗退後に外国籍選手の入れ替えを行う考えを明かしていた。

 そして、『UOL』もジョーが数カ月以内に退団する可能性があると主張。クラブ首脳陣は現在、同選手の獲得を望むクラブを探しており、アジア方面のクラブと交渉を行う可能性があるという。

 なお、ジョーはCSKAモスクワ、マンチェスター・シティ、エバートン、ガラタサライなどに在籍した後、2018年にコリンチャンスから名古屋グランパスへ完全移籍により加入。移籍1年目に24ゴールを叩き出してJ1リーグ得点王に輝いたが、翌2019シーズンはわずか6得点と本来のパフォーマンスが影を潜めていた。そして、昨年には新型コロナウイルス感染が広がる中、4月にブラジルへ帰国し、コリンチャンスへ復帰。名古屋グランパスとの契約を残しているにもかかわらず、チーム活動に参加しなかったことを巡り、両者は現在でも裁判で争っている。