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アーセナルDFがインテル移籍容認を要求も…クラブ間交渉での問題は…

エクトル・ベジェリン 写真提供: Gettyimages

 アーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンは、インテル移籍の意思を明確に示したようだ。12日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 現在26歳であるベジェリンはアーセナルとの契約を2023年6月まで残している。しかし、選手サイドは昨夏につづいて退団を望んでいることから、契約延長の打診を拒否した模様。マンチェスター・ユナイテッドやアトレティコ・マドリードからの関心が伝えられる中、インテルは先月末からアーセナルとの交渉を行っている。

 その中、ベジェリン本人はアーセナルの幹部に対して、インテル移籍を望んでいることを告げたようだ。ただ、インテルは同選手の獲得に向けて問題を抱えているという。

 インテルは買い取りオプション付きの1年レンタルによる獲得を望んでいる模様。しかし、アーセナルは買い取り義務が付帯されたレンタルによる放出にしか応じない姿勢を見せており、条件面で両者が歩み寄りを見せるかどうか注目される。

 なお、ベジェリンはバルセロナの下部組織でキャリアをスタートさせると、2012年夏にアーセナルへ加入。その後、ワトフォードへのレンタル移籍をへて2014年夏にトップチーム昇格すると、アーセン・ベンゲル元監督のもとで右サイドバックのレギュラーに定着。2020/21シーズンも今年2月までは主力としてプレミアリーグ22試合で先発メンバーに名を連ねていたが、3月以降は出場機会が大幅に減少していた。