ラ・リーガ バルセロナ

バルサMFにフランス方面から関心!今夏放出で65億円の費用削減にも

フィリペ・コウチーニョ 写真提供: Gettyimages

 バルセロナのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは今夏の放出候補に含まれているが、ここにきてフランス方面から関心を寄せられているようだ。12日、フランス紙『レキップ』が報じている。

 コウチーニョは昨年末に行われたラ・リーガ第17節・ウエスカ戦で試合終了間際に左ひざを負傷すると、今年1月に左ひざの外側半月板を手術。そして4月にはブラジルへ帰国し再手術に踏み切っており、現在はリハビリに励んでいる。

 一方、バルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの契約延長を行うのに2億ユーロ(約262億円)を要することもあり、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンやボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチ、フランス代表DFサミュエル・ユムティティなど複数選手の放出を目指しており、コウチーニョも2021/22シーズンの構想に含まれていないものとみられる。

 コウチーニョの去就を巡っては、コンディションが万全でないこともあり、今夏のマーケット期間中にオファーが届かない可能性が噂されていた。しかし、今月に入ってミランがトルコ代表MFハカン・チャルハノールの後釜候補にリストアップした模様。そして今夏に大型補強を敢行しているオリンピック・マルセイユも、コウチーニョ獲得に興味を示しているようだ。

 また、スペイン紙『マルカ』は、バルセロナが同選手の放出により5000万ユーロ(約65億円)以上の削減が見込まれると伝えている。人員整理が一向に進まない中、コウチーニョ獲得でバルセロナに正式なオファーが届くことはあるのだろうか。