リーグ・アン パリ・サンジェルマン

PSG、インテルDF獲得でクラブ間合意!今週にも公式発表へ

アクラフ・ハキミ 写真提供: Gettyimages

 パリ・サンジェルマン(PSG)は、インテルからモロッコ代表DFアクラフ・ハキミを獲得することがほぼ確実になったようだ。27日、イギリスメディア『スカイスポーツ』をはじめ複数メディアが報じている。

 現在22歳のハキミはインテルとの契約期間を2025年6月まで残している。しかし、インテルは新型コロナウイルス感染拡大の影響により財政面で問題を抱えており、今夏のマーケットで同選手をはじめ複数の主力選手放出の方針を固めている。また、今月はじめにはハキミとPSG首脳陣が5年契約を結ぶことで合意に至ったとフランスメディア『フットメルカート』が報じていた。

 その中、PSGは先週に移籍金6000万ユーロ(約80億円)でオファーを提示したが、インテルは当初8000万ユーロ(約106億円)を求めていたため、これを却下していた。その後、チェルシーが移籍金6000万ユーロ(約80億円)にくわえてスペイン人DFマルコス・アロンソを交渉材料に盛り込むという条件でハキミ獲得を検討。インテルは要求額を8000万ユーロから7000万ユーロ(約92億円)に引き下げるかわりに、選手を交渉材料に盛り込んだオファーを受け付けない方針を固めると、チェルシーはハキミの争奪戦から撤退している。

 PSGは6000万ユーロ+ボーナス1000万ユーロ(約13億3000万円)という条件でインテルと合意に達した模様。また、ハキミ本人は今週にもメディカルチェックを受ける予定となっており、問題がなければサインを交わすようだ。

 なお、ハキミは2017年夏にレアル・マドリードでトップチーム昇格を果たした後、翌2018年夏から2シーズンにわたりボルシア・ドルトムントにレンタルの身で在籍。そして昨夏にインテルへ完全移籍により加わると、今季はここまで公式戦34試合に先発出場し7ゴール11アシストをあげるなど、セリエA優勝に大きく貢献していた。