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「新型コロナ発生源で心配だったが…」元G大阪アデミウソン、中国移籍の理由激白

アデミウソン 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのガンバ大阪に所属した過去をもつブラジル人FWアデミウソンは、中国2部の武漢三鎮への加入理由を明かした。26日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。

 アデミウソンは横浜F・マリノスでのレンタル期間を終えた後、2016年1月にサンパウロからガンバ大阪へ移籍。前線の主力に定着すると、昨季も新型コロナウイルス感染拡大により変則日程となる中で好調を維持。しかし、昨年10月末に酒気帯び運転をしていたことにより、道路交通法違反等の容疑で大阪地検に書類送検。事態を重く見たガンバ大阪は、昨年末に同選手との契約解除に踏み切っていた。

 同選手はブラジル国内クラブからオファーが届いていたものの、中国移籍を決断。今年2月末に武漢三鎮への加入が公式発表されていた。中国移籍に至った背景について、アデミウソン本人は「武漢と契約を交わす前は、新型コロナウイルスの発生源である中国だと恐れていたね」

 「だけど、(現地武漢の)状況が落ち着いていて、新型コロナウイルスを封じ込んでいるとクラブの幹部から聞いて、僕自身の落ち着いたよ。この街を出て行こうと思ったことはないね。中国ではとても温かく迎え入れてくれたし、住民に対して必要な情報を知らせてくれるよ」と語っている。

 また、今後のキャリアについて問われると「サンパウロに戻りたいよ。僕はあそこで多くの愛情を受け取っていたからね。自分自身の意思で決められるものではないし、サンパウロ復帰の可能性も含めて、自分の将来についてはどうなるか分からない。だけど、復帰のチャンスがあれば、いつかあのトリコロールのユニフォームをもう一度着たいよ」と古巣への思いを明かした。なお、『UOL』はアデミウソンが武漢三鎮と3年契約を結んだと伝えている。