ラ・リーガ レアル・マドリード

レアル、セルヒオ・ラモスにつづき仏代表DFも退団へ。後釜候補2名をリストアップ

ラファエル・バラン 写真提供:GettyImages

 レアル・マドリードは16日にスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの退団を公式発表しているが、フランス代表DFラファエル・バランについても今夏退団に向かっているかもしれない。18日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 バランは、2011年夏にRCランスからレアル・マドリードへ完全移籍により加入。セルヒオ・ラモスとともに最終ラインに必要不可欠な戦力としてチームを支え、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめこれまで数多くのタイトル獲得に大きく貢献してきた。今季も守備陣の主力として公式戦41試合に先発出場したが、チームは無冠に終わっていた。

 バランの去就を巡っては、レアル・マドリードとの現行契約が来年6月までとなる中、クラブ首脳陣が慰留に努めるものの今季終了後までに新契約締結の合意に至らない場合は今夏のマーケット期間で放出に踏み切る可能性が報じられていた。また、先日には同選手の代理人がパリ・サンジェルマン(PSG)首脳陣との交渉を開始したとフランスメディア『フットメルカート』が伝えていた。

 レアル・マドリード首脳陣は選手サイドに対して、すでに新契約のオファーを提示しているが、現時点でも返答がない模様。そのため、バランとの契約延長が破談に終わった場合に備えて、すでにセビージャのフランス人DFジュール・クンデをリストアップしているとのことだ。

 ただ、クンデはセビージャとの契約を2024年6月まで残していることもあり、同選手の獲得には少なくとも6500万ユーロ(約85億円)を要するものとみられる。

 また、レアル・マドリードはビジャレアルのスペイン代表DFパウ・トーレスも獲得候補に含めているが、2024年6月までの現行契約には6500万ユーロによる契約解除条項が盛り込まれているため、獲得は容易でないようだ。

 両選手ともに高額の移籍金を要することが予想される中、レアル・マドリードがどの程度バランの売却益を見込んでいるのか気になるところだ。