セリエA ラツィオ

ラツィオ、元ユベントス指揮官招へいへ交渉開始!幹部が自宅を訪問

マウリツィオ・サッリ 写真提供: Gettyimages

 ラツィオはインテル行きがほぼ確実となっているシモーネ・インザーギ監督の退任を発表したが、後任候補であり元ユベントス指揮官のマウリツィオ・サッリ氏と交渉を進めているようだ。31日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 サッリ氏はチェルシーでUEFAヨーロッパリーグのタイトルを手に入れると2019年夏にユベントスの指揮官に就任。昨季にセリエA優勝を果たしたものの、UEFAチャンピオンズリーグはベスト16で敗退したことにより、わずか1シーズンで解任されていた。また、ユベントスとの契約期間は来年6月までとなっているが、ユベントスは今年6月に250万ユーロ(約3億3000万円)を支払って契約を解消する方針を固めている。

 一方、ラツィオはシモーネ・インザーギ体制のもとでセリエA上位争いを演じていた。また2018/19シーズンにはコッパ・イタリア優勝を成し遂げると、昨季はスーペルコッパ・イタリアーナでユベントスを下してタイトルを獲得。今季もリーグ戦6位で終えており、来季UEFAヨーロッパリーグ予選2回戦の出場権を確保していた。

 ラツィオはインザーギの後任監督確保を急ぐ中、イグリ・ターレSD(スポーツディレクター)は5月31日夜にサッリ氏の自宅を訪問。両者は契約締結にむけた交渉を行っており、2年契約でサインを交わすものとみられる。

 なお、ラツィオは現在ボローニャを率いるシニシャ・ミハイロヴィッチ監督の代理人にもコンタクトをとったと伝えられている。