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ミラン、トルコ代表MFチャルハノール後釜は…ノルウェー代表FWを交渉材料に

ハカン・チャルハノール 写真提供: Gettyimages

 ミランはトルコ代表MFハカン・チャルハノールが契約満了により退団する可能性があるが、同選手の後釜としてウディネーゼのアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルの獲得に乗り出すようだ。30日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 チャルハノールとミランの現行契約が今年6月に満了を迎える中、両者は契約延長にむけて複数回にわたり会談。クラブは年俸400万ユーロ(約5億3000万円)を提示しているが、500万ユーロ(約6億3000万円)という選手サイドの要求を満たしていないことから、現時点で合意に達していない。

 また、同選手にはユベントスが年俸500万ユーロを用意したほか、先週にはカタール1部のアル・ドゥハイルSCが年俸800万ユーロ(約10億6000万円)による3年契約でオファーを提示した模様。さらに今月28日には、リバプールがオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの後釜候補にリストアップしていると伝えられている。

 一方、デ・パウルは2016年夏にバレンシアからウディネーゼに加入。移籍1年目から公式戦33試合に先発出場して主力に定着すると、中盤や前線に近いポジションでチームをけん引する存在に成長。今季もセリエAで36試合に先発出場して9ゴール10アシストをマークしているほか、大半の試合でゲームキャプテンを任せられていた。

 また、デ・パウルはウディネーゼとの契約期間を2024年6月まで残しており、本人もウディネーゼ残留を望んでいることを先日クラブ公式チャンネルを通じて明かしていた。しかし同選手の去就を巡っては、かねてからインテル、ユベントスやミランなどイタリア国内の複数クラブが関心を寄せている。

 くわえてアトレティコ・マドリードが移籍金2000万ユーロ(約26億円)を用意しているほか、今季グラナダへレンタル移籍していた20歳のアルゼンチン人DFネウエン・ペレスを交渉材料に盛り込むと報じられていた。

 その中、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はミランがデ・パウルの獲得オファーを準備していると報道。ウディネーゼは移籍金として少なくとも4000万ユーロ(約53億円)を求めるとのことだが、ミランはノルウェー代表FWイェンス・ペッター・ハウゲを交渉材料として差し出す姿勢を見せている。

 また、ハウゲの市場価値は1500万ユーロ(約20億円)であることから、ミランは2500万ユーロ(約33億円)を用意するものとみられる。