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ユベントス退団のブッフォン、代理人がポルトガル行きの噂に「現時点ではクラブから…」

ジャンルイジ・ブッフォン 写真提供:Gettyimages

 ユベントスの元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは今夏退団が決まっているが、同選手の代理人がプリメイラリーガ(ポルトガル1部)への移籍報道について言及した。27日、ポルトガル紙『A BOLA』が報じている。

 ブッフォンは2001年夏にパルマからユベントスへ完全移籍により加入。絶対的守護神としてのみならず、チームの精神的支柱としてスクデットやコッパ・イタリアをはじめ数多くのタイトル獲得に貢献していた。同選手は2018年夏に一度ユベントスから去り、パリ・サンジェルマンへ加入する。しかし、わずか1年でユベントスへの復帰を果たすと、今季は公式戦13試合で先発出場。今月19日のコッパ・イタリア決勝・アタランタ戦でもゴールマウスを守り、タイトル獲得を成し遂げていた。

 ブッフォンはユベントスとの契約期間が今年6月までとなっていたが、11日のメディアインタビューにおいて今季限りで退団することを明言。今後については現役引退も選択肢に入れる中、現時点で白紙であることを明かしていた。

 同選手の去就を巡っては、スペインやイタリアの一部メディアがバルセロナやローマ、アタランタなどを移籍先候補に挙げていた。その中、今月27日にポルトガル紙『A BOLA』は、ベンフィカが関心を寄せていると報道。元スペイン代表のイケル・カシージャスのようにポルトガル国内で現役引退する可能性を伝えていた。

 これに対して、ブッフォンの代理人は『A BOLA』のインタビューで「仮にベンフィカから連絡が来るとしたら、確実に我々に興味を示している。(ベンフィカ移籍は)良いアイデアだが、現時点でクラブからはまだ連絡が来ていない」と語っている。選手サイドはポルトガル行きに前向きな姿勢を見せているが、今後何らかの進展はあるのだろうか。