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鈴木優磨、トルコ1部と年俸2億円で合意か!フェネルバフチェ移籍の噂も…

鈴木優磨 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズでプレーした過去を持ち、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)退団が噂されるFW鈴木優磨には、スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪フェネルバフチェ移籍の可能性があるが、ここにきてトルコ国内の他クラブが獲得にむけた動きを見せているようだ。23日、トルコメディア『Fotospor』が報じている。

 鈴木優磨の去就を巡っては、STVVが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて資金調達を行う必要性に迫られれていると伝えられる中、ペーター・マース元監督や立石敬之CEO(最高経営責任者)がベルギー国内メディアのインタビューで同選手の今夏退団が濃厚となっていることを認めるコメントを残していた。また、選手サイドはすでにブンデスリーガ(ドイツ1部)のヘルタ・ベルリンからオファーを拒否している。

 くわえて、フェネルバフチェが鈴木優磨の獲得へ移籍金450万ユーロ(約5億9000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億2600万円)という条件でSTVVにオファーを提示。STVVが移籍金として600万ユーロ(約7億9000万円)を求める中、今月中旬には同選手の代理人との交渉を開始していた。

 しかし、『Fotospor』はトラブゾンスポルの副会長がイスタンブールで選手サイドと会談を行ったと報道。150万ユーロ(約2億円)の年俸を受け取ることで合意に達したものとみられる。

 トラゾンスポルは2019年夏にはクリスタルパレスからノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートを2年レンタルで獲得。セルロートは昨季のリーグ戦で34試合に出場して24ゴールをあげると、昨夏にレンタル期間の早期打ち切りとともに、RBライプツィヒへ完全移籍により加入している。

 トラゾンスポル首脳陣は鈴木優磨がセルロートと同じく、欧州主要リーグのクラブへ加わることができるだけのクオリティを兼ね備えていると、選手サイドに説明しているようだ。

 なお、トラブゾンスポルは今季のスュペル・リグを4位で終了しており、来季UEFAヨーロッパリーグの予選2回戦出場権を獲得している。UEFAチャンピオンズリーグの舞台でプレーすることを望んでいる鈴木優磨は、トラゾンスポルはビッグクラブへのステップアップを図る上で相応しい移籍先候補として考慮に入れているかもしれない。