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元ユベントス監督、ナポリが招へいへ本腰!レアル指揮官ジダンの動向次第か

マッシミリアーノ・アッレグリ 写真提供: Gettyimages

 ユベントスやミランを率いた経験を持つマッシミリアーノ・アッレグリ氏は、ジネディーヌ・ジダンの後任としてレアル・マドリードの指揮官に就任する可能性があるが、ナポリからのオファーを受け入れるかもしれない。22日、イタリアメディア『Rai Sport』が報じている。

 アッレグリ氏はサッスオーロやカリアリを率いた後、2010年夏にミランの指揮官に就任。2013/14シーズン途中まで率いて1度のリーグ優勝を果たした後、2014/15シーズンからユベントスの監督を務めて5度のスクデット獲得に4度のコッパ・イタリア制覇、2度のUEFAチャンピオンズリーグ準優勝という成績を残し、2019年5月に退任していた。

 一方、ナポリは2019年12月にカルロ・アンチェロッティの後任としてジェンナーロ・ガットゥーゾを招へいすると、昨季はコッパ・イタリアのタイトルを獲得。今季もセリエAで勝ち点76を獲得。ユベントスやミラン、アタランタと来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得をかけた争いが大詰めを迎えている。

 しかし、今年1月下旬からおよそ1カ月間にわたってリーグ戦での黒星やコッパ・イタリア敗退などにより進退問題が浮上。ガットゥーゾ監督はクラブ首脳陣が後任人事の選定を行っているという報道に不快感を示していた。また、ガットゥーゾとナポリの契約期間は今年6月までとなっているが、クラブ側の対応に不満を抱いている本人は契約更新を行わず今季終了後にクラブを離れる意向をすでに固めているものとみられる。

 ナポリはガットゥーゾ監督の後任として、アッレグリ氏を最上位候補にリストアップしている模様。レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が留任した場合には、アッレグリ氏がナポリへ行く可能性が高いという噂が飛び交っているようだ。

 なお、ナポリはアッレグリ氏の招へいが実現しなかった場合には、かつてインテルやローマで指揮を執っていたルチアーノ・スパレッティ氏を迎え入れるものとみられる。