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なぜ韓国人GKがJリーグで活躍しているのか?理由分析&パフォーマンス徹底比較!

セレッソ大阪のキム・ジンヒョン 写真提供:Gettyimages

Jリーグ最強の韓国人GKは誰なのか?

では今Jリーグに所属する最強の韓国人GKは一体誰なのか?前述した、キム・スンギュ、チョン・ソンリョン、キム・ジンヒョン、パク・イルギュの4選手を様々なポイントから比較した。2017年から2021年シーズン今日現在までの過去5シーズンのデータから算出をした。

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1試合あたりの平均セーブ数/セーブ率

まず1試合あたりの平均セーブ数とセーブ率を上記に示したが、セーブ数はキム・ジンヒョン(2.88)、セーブ率はパク・イルギュ(76%)がトップとなった。キム・ジンヒョンやパク・イルギュは守備の最後の砦としての存在感は高く、これまでいくつもの窮地で数多くのセーブをしてチームを救う光景を目撃する。特にキム・ジンヒョンは192cmという大柄を生かしてありえないセービングが印象的だ。

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1シーズンあたりの平均クリーンシート数/1試合あたりの平均失点数

次は1シーズンあたりの平均クリーンシート(無失点試合)数と1試合あたりの平均失点数を示す。ここではチョン・ソンリョンの独壇場だ。チョン・ソンリョンは平均して10試合のクリーンシートと驚異的な数字を叩き出し、今シーズンもすでに6回のクリーンシートを達成している。また1試合あたりの平均失点数も0.86点と最も少なく、チームに安定感もたらしている。

所属する川崎フロンターレは優秀なディフェンスラインを揃えておりチョン・ソンリョンまでボールがやってこないこともあるが、常にピンチに備えた継続的な集中力が要求されており、実際にその集中力をいかんなく発揮している結果がこのデータにもつながっていると考える。

もちろん韓国人GK勢だけでなく、オーストラリア代表GKミチェル・ランゲラク(名古屋グランパス)などJリーグはこれまでになく素晴らしいGKに囲まれている。日本人GKたちも負けてはいられない。

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名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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