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来季CL出場権争うナポリに痛手…今夏退団が噂されるクリバリが負傷で今季終了も

カリドゥ・クリバリ 写真提供: Gettyimages

 ナポリはミラン、ユベントス、アタランタ、ラツィオと来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権をかけた争いを繰り広げているが、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリが負傷により一足早くシーズンを終えることになったようだ。4日、クラブ公式サイトが伝えている。

 クリバリは2014年にジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKRCヘンクからナポリに加入すると、強靭なフィジカルや足元の技術の高さなどを武器にしてレギュラーに定着。同選手を巡ってはイタリア国外のビッグクラブが獲得を狙っていると再三にわたり報じられていたもののナポリに残留。今季もここまで公式戦36試合に先発出場するなど不動のセンターバックとしてチームを支えていた。

 同選手は今月2日のセリエA第34節・カリアリ戦でもフル出場を果たしたが、終了間際に負傷。試合翌日に検査を受けた結果、右ふくらはぎの筋肉を損傷していることが判明しており、復帰までは最低2週間を要するものとみられる。

 周囲では同選手が今月23日に開催予定の最終節・エラス・ベローナ戦で復帰することを望む声が上がっているが、コンディションの回復次第では欠場する可能性があるようだ。

 なお、ナポリ首脳陣は来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得できなかった場合は人件費の削減を行うものとみられ、現在税込みで年俸1100万ユーロ(約14億3000万円)となっているクリバリをはじめ複数選手を放出すると伝えられている。今季中の復帰を目指すクリバリだが、カリアリ戦がナポリでのラストマッチとなる可能性がある。