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日本代表FW浅野拓磨、ブログ通じてパルチザンとの契約解除発表「度重なる給与の未払い」

浅野拓磨 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島やプレミアリーグのアーセナルに在籍した過去を持つ日本代表FW浅野拓磨は2日、自身のブログを通じてセルビアの強豪クラブであるパルチザンとの契約を解除したことを明かした。

 浅野拓磨はシュツットガルトやハノーファーへレンタル移籍で在籍した後、2019年夏にアーセナルからパルチザンへ完全移籍により加入。今季は左ウイングを主戦場にここまで公式戦38試合に出場し21ゴール10アシストをマーク。リーグ戦では18ゴールをあげており、欧州1部リーグにおける日本人の最多得点記録を更新していた。

 浅野拓磨とパルチザンの契約期間は2022年6月まで残っていたが、クラブ首脳陣はすでに同選手をはじめ高額年俸を受け取っている3選手を今季終了後に放出する方針を固めたと先日セルビア国内メディアが報じていた。

 その中、浅野拓磨本人は「私、浅野拓磨はこの度パルチザン ・ベオグラードとの選手契約を解除しました。この決断をするにあたり、凄く悩みましたがクラブによる度重なる給与の未払い、またそれに対する不誠実な対応によりクラブからのリスペクトを感じられなくなってしまった事がこの決断の理由です」

 「パルチザンは自分にサッカー選手としてのチャンスを与えてくれたクラブであり、とても大切なクラブです。ベオグラードに呼んでくれたサヴォ・ミロシェヴィッチ監督、いつも信頼して後押ししてくれたアレクサンダル・スタノイェヴィッチ監督。大好きなチームメイト、チームスタッフ。そしてどんな時も応援してくれたサポーター。ベオグラードで出逢った全ての人に感謝しています」とブログを通じて契約解除に踏み切ったことを発表している。