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スター選手の陰でプレーを続けた兄弟たち7選。福岡&札幌に所属したマラドーナの弟も…

ポグバ兄弟 写真提供:Gettyimages

フロランタン・ポグバ(ポール・ポグバの兄)

20代前半にユベントスで(2012-2016)の目覚ましい活躍で一躍トップ選手となったポール・ポグバ(現マンチェスター・ユナイテッド)には、フロランタンとマティアスという兄(双子)がいる。兄2人共にサッカー選手であるが、弟のようなキャリアには恵まれなかった。

DF選手のフロランタンは2010年に当時リーグ・ドゥ(フランス2部)のスダンでプロデビューを果たし、2013年から2018年にかけてリーグ・アン(フランス1部)のサンテティエンヌでプレーした。

2018年1月にスュペル・リグ(トルコ1部)のゲンチレルビルリイに移籍するも、同年5月に行われた第32節アンタルヤスポル戦でユニフォームを脱ぎ自ら退場したことでチームメイトから詰め寄られる事態が起き、それによってわずか7回の出場で契約解除を言い渡される。

その後、MLSのアトランタ・ユナイテッドで約2シーズンを戦ったフロランタン。2020年にフランスのソショーに移籍したことで、発射台となったリーグ・ドゥに逆戻りしてしまった。


マティアス・ポグバ(ポール・ポグバの兄)

ポール・ポグバのもう1人の兄マティアスは、FW選手としてアマチュアリーグで凄まじい活躍をした。しかし、プロとしてはほとんど活躍できなかったのが辛いながら事実だ。

イングランド5部のレクサム(2010-2012)や3部のクルー・アレクサンドラ(2012-2014)に所属した頃のマティアスは、多くの試合に出場し得点を積み重ねたことによって周囲に大きく期待された。

しかし、2014年にセリエBのぺスカーラに移籍すると、その得点力が急激に落ちてしまう。当時同クラブの監督だったマルコ・バローニ氏と相性が良くなかったこともあり、マティアスは半年で契約解除となった。

その後はスコットランド、オランダ、スペインなどでプレーを続けたが、スポットライトが当たることはなかったマティアス。2021年からはスロベニア1部のターボル・セジャーナに所属している。


ウーゴ・マラドーナ(ディエゴ・マラドーナの弟)

最後に紹介するのは、2020年11月25日に死去したサッカー界のレジェンド、「神の子」と呼ばれていたアルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナの弟である。その名はウーゴ・マラドーナ。ポジションはMFだった。(2000年に引退)

ウーゴは、1985年に母国1部のアルヘンティノス・ジュニアーズでプロデビューを果たす。1987年には兄ディエゴの推薦でナポリと契約を結んだが、パルテノペイ(ナポリの愛称)でプレーすることはなかった。

ナポリ加入も外国人枠によりセリエAのアスコリに貸し出されると、与えられたチャンスはわずかの13戦。ウーゴはイタリアを離れ、スペイン、オーストリア、ベネズエラ、ウルグアイと転々としてから、日本でキャリアを続けることを決意した。

1992年、ウーゴはPJMフューチャーズ(当時東海社会人サッカーリーグ所属)で日本での冒険をスタートし、その後、アビスパ福岡(当時福岡ブルックス・1995-1996)とコンサドーレ札幌(1997-1998)それぞれのJリーグ昇格に貢献している。

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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