ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

バイエルン、フリック監督の退団表明に怒りの声明「一方的なコミュニケーション」

ハンス=ディーター・フリック 写真提供: Gettyimages

 バイエルン・ミュンヘンは18日、ハンス=ディーター・フリック監督が17日に行われたブンデスリーガ第29節・ボルフスブルク戦後のメディアインタビューにおいて、今季限りでの退団を明言したことについて怒りの声明を発表している。

 フリック氏は昨季途中からバイエルンで指揮を執ると、ブンデスリーガ、DFBポカール(ドイツ国内カップ戦)、UEFAチャンピオンズリーグの3冠を達成。また、今季はUEFAチャンピオンズリーグではベスト8での敗退となったが、リーグ戦では29試合を終えて勝ち点68を獲得。2位のRBライプツィヒとは7ポイント差をつけている。

 しかし、かねてからハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)との良好な関係にはないと伝えられると、すでに選手やチーム関係者に対して今季終了後に契約を解消してクラブを離れることを告げたと伝えられていた。

 これに対してバイエルンは「昨日、フリックは契約解除について2023年6月までとなっている契約の解除について公にしていた。彼は先週にクラブの取締役会で退団の意思を表明していたが、両者はボルフスブルク戦、レバークーゼン戦、マインツ戦の3試合に集中することで合意していた。今回の件について、バイエルンは彼の一方的なコミュニケーションを不服とする」と声明を出している。

 フリック監督の去就についてクラブ内部で問題を抱えていたことが明るみに出た格好となっているが、バイエルン首脳陣が今後どのような対応をとるのか注目が集まる。