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横浜F・マリノス、ブラジル人FWロマリーニョの獲得交渉が停滞。新型コロナ感染拡大で…

横浜F・マリノス

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のフォルタレーザECに所属するブラジル人FWロマリーニョの獲得がここにきて厳しい状況となっているようだ。30日、ブラジルメディア『O POVO』が伝えている。

 現在27歳のロマリーニョは2013年にプロキャリアをスタートさせると複数のブラジル国内クラブを渡り歩き、2018年8月にフォルタレーザECへ加入。2020シーズンは前線の様々なポジションをこなしながら主力としてリーグ戦で31試合に先発出場していた。

 ロマリーニョとフォルタレーザECの現行契約は2022年6月に満了を迎えるが、すでに横浜F・マリノスが獲得にむけてフォルタレーザEC首脳陣との交渉を開始。横浜F・マリノスはすでに800万レアル(約1億5000万円)で保有権の50%を取得するという条件でオファーを提示。また、同選手が今月27日に行われたコパ・ド・ノルデスチのグループステージ第6節・4・デ・ジューリョEC戦でメンバー外となったことから、移籍する可能性が高いという見方が広まっていた。

 しかし、フォルタレーザECの幹部はブラジル国内メディアのインタビューにおいて、Jリーグクラブや中国クラブとの移籍交渉では新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて就労ビザが取得できない状況にあることが大きな問題になっており、ロマリーニョに関する交渉も停滞していることを明かしている。

 日本の移籍ウィンドウは間もなく閉鎖を迎える。横浜F・マリノスはブラジル人FWエウベルやFWレオ・セアラにつづく前線の新戦力獲得を狙っていただけに、ロマリーニョを迎え入れることができないことにクラブ強化部は頭を抱えているかもしれない。