Jリーグ 名古屋グランパス

名古屋グランパス、ノルウェー1部得点王ユンカー獲得へオファーも却下…新天地はトルコか

カスパー・ユンカー 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスは元デンマークU-21代表FWカスパー・ユンカーの獲得へオファーを提示した可能性が高いが、エリテセリエン(ノルウェー1部)のFKボデ/グリムトは29日に日本国内クラブからのオファーを拒否したことを公式発表している。

 ユンカーは2014年にスーペルリーガ(デンマーク1部)のラナースFCでプロキャリアをスタートさせた後、デンマーク国内の複数クラブを渡り歩き、昨年にFKボデ/グリムトへ加入。2020シーズンは移籍1年目ながらリーグ戦24試合に先発出場し27ゴール11アシストをあげリーグ優勝に大きく貢献したほか、リーグ得点王に輝いている。

 ユンカーとFKボデ/グリムトの契約期間は2022年12月までとなっているが、同選手の去就を巡っては名古屋グランパスが獲得にむけてFKボデ/グリムトと交渉を行っていると今月中旬にアメリカメディア『ESPN』が報道。しかし、FKボデ/グリムトの幹部がこの報道が事実ではないと主張していた。

 また、先週に入ってスュペル・リグ(トルコ1部)の強豪ベシクタシュやトランスポゾルも関心を示しているとトルコ国内の複数メディアが伝えていた。その中、FKボデ/グリムトはユンカーが先週末にスペインで行っていたトレーニングキャンプから離脱したことに加えて先週末に日本のクラブから届いたオファーを拒否したことを公式発表している。

 なお、ユンカー本人はノルウェー国内の複数メディアの取材に対して「僕はもうこれ以上ここにいることはできない」と一言コメントを残しており、クラブ退団が確実になったという見方が広まっている。