セリエA アタランタ

アタランタFWパプ・ゴメスの獲得可能なセリエA2クラブが新たに浮上も…

アレハンドロ・ゴメス 写真提供: Gettyimages

 アタランタのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ゴメスを獲得可能なクラブが新たに浮上しているようだ。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 アレハンドロ・ゴメスは昨季までクラブの躍進を中心選手として支えると、今季も11月までキャプテンを任されていた。しかし、昨年12月1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のミッティラン戦で指揮官と口論に発展。以降はリーグ戦で先発メンバーに名を連ねることがなく、20日に行われた第13節・ローマ戦からリーグ戦3試合連続でベンチ外となっており、今冬退団の可能性が高まっている。また、昨年12月にアンドレア・ペルカッシ会長も交えた三者会談を行ったものの、同選手と指揮官の関係は修復していない。

 同選手の移籍先候補には当初、サウジアラビアのアル・ナスル、メジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティなどがあげられており、後者は3年契約でオファーを提示していたが、本人がベルガモ州近辺にとどまることを強く望んでいることから国外移籍の可能性は低いという見方が広まっている。また、イタリア国内の一部のメディアは、アレハンドロ・ゴメスはすでにインテルと年俸250万ユーロ(約3億1700万円)+ボーナス、2023年6月までの契約期間で基本合意に達したと伝えている。

 一方、アタランタは1500万ユーロ(約19億円)を下回るファーを受け付けない構えを示している。ただ、『スカイスポーツ』はセリエAの中位以下のクラブで1000万ユーロ(約13億円)ならば用意可能なクラブとしてフィオレンティーナとトリノを候補に挙げているものの、選手サイドはいずれのクラブにも加入する意思がないものとみられる。

 依然として全体トレーニングから外され個別でのコンディション維持が続くアレハンドロ・ゴメスだが、果たして今冬の移籍市場期間中に新天地が決まることはあるのだろうか。