Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌、チャナティップにJ1他クラブからオファーも本人は…

チャナティップ・ソングラシン 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌に所属するタイ代表MFチャナティップ・ソングラシンはJリーグ内での移籍を考慮していないようだ。1日、タイメディア『MATICHON』が報じている。

 タイ国内の強豪ムアントン・ユナイテッドから2017年夏に1年半のレンタルにより北海道コンサドーレ札幌に加入したチャナティップは、前線で違いを生み出すプレーにより四方田修平前監督(現ヘッドコーチ)やミハイロ・ペトロヴィッチ監督から信頼を寄せられると2019年に完全移籍を果たし、タイ人初のJリーガーとして成功を収めている。

 チャナティップの去就を巡っては、リーガ(スペイン1部)のエルチェが関心が寄せていると伝えられていた。また、2020シーズン終盤にJ1リーグのトップレベルに位置するクラブが同選手の代理人に獲得オファーを提示したものの、合意に至ることはなかったようだ。さらに本人がヨーロッパでプレーすることを望んでいることもあり、代理人は欧州移籍を模索していたが、11月11日に行われた明治安田生命J1リーグ第33節・FC東京戦で右ハムストリングを負傷したことにより北海道コンサドーレ札幌残留に落ち着いたようだ。

 なお、チャナティップは11月下旬に負傷箇所の治療のため一足早くタイに帰国しているが、1月2日にも再来日する模様。日本政府は新型コロナウイルスの変異種が国外で広がりを見せていることを踏まえ、水際対策として2020年12月28日から2021年1月31日まで全世界からの新規入国を停止する措置を講じているが、複数のタイメディアは同選手が特例として入国が認められると主張している。