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セレッソ大阪、北海道コンサドーレ札幌から進藤亮佑を完全移籍で獲得!

進藤亮佑 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪は21日、北海道コンサドーレ札幌から日本代表DF進藤亮佑が完全移籍で加入することを公式発表した。

 北海道札幌市出身の進藤亮佑はコンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)の下部組織から2014年にトップチーム昇格。2016シーズンにJ2リーグで23試合に出場すると、ミハイロ・ペトロヴィッチが指揮官に就任した2018年以降は積極的な攻撃参加や対人守備を評価され、出場機会が増加。また、2019年にはプロキャリアで初めて日本代表に選出されていた。

 同選手はセレッソ大阪に加わったことについて「セレッソ大阪に加入することになりました、進藤亮佑です。プレーで皆さんの心をつかみたいと思っています。応援してもらえるように頑張ります!」とクラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。

 一方、北海道コンサドーレ札幌に対しては「2020年シーズンをもってコンサドーレから離れる決断をしました。ユースから数えると9年間お世話になりました。すべてのコンサドーレファミリーに感謝しています。僕とコンサドーレの出会いは15年ほど前に遡ります。2-1で勝っていた89分から3点取られて敗れた試合を皆さんと同じ1人のサポーターとして観ていました。初めて札幌ドームに来たサッカー少年にとってはとてもショッキングな出来事でした。それでもコンサドーレにはどこか応援したくなる魅力がありました。そんなチームでプロサッカー選手として6年間もプレーできたことは何より嬉しいことです」

 「応援しているチームの選手が移籍するときのサポーターの気持ちはわかるつもりです。コンサドーレサポーターにとって今回の僕の移籍は冷酷で薄情なものだと思います。僕はコンサドーレにタイトルももたらしていないですし、コンサの選手として国際Aマッチに出場するという目標もあと少しのところで達成できませんでした。しかしサッカー選手に忘れ物を取りに行く時間はないと思っています。これからのサッカー人生でもっと素晴らしい経験ができるよう、前に進むしかありません」

 「コンサドーレサポーターは僕にとって特別な存在です。2016年アウェーの千葉戦はサポーターが勝たせてくれた試合です。2019年ルヴァンカップ決勝で聞いた心臓に突き刺さるようなみなさんの「行け札幌」。忘れることはできません。
最後になりますがもっと大きくなって北海道に夢を与えられるように頑張ります。ヨモさん、また一緒に仕事しましょう。ミシャ、サッカー人生を変えてくれてありがとうございます。社長、最後にかけてくれた一言、忘れません」と北海道コンサドーレ札幌のクラブ公式サイトを通じて感謝の気持ちを伝えた。