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Jクラブの下部組織も導入!エコノメソッドキャンプを取材

写真: フットボール・トライブ

ギリシャ語で“考える”を意味するエコノメソッド。アルビレックス新潟の下部組織で導入されている指導メソッドで、フランスの名門パリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織でも2015年から2018年まで導入された。日本では関東と関西の全9校でサッカーサービス・エコノメソッドスクールが展開されている。現在、各校でセレクションを開催しているとのこと。

今回フットボール・トライブでは、8月11日~13日に開催されたエコノメソッドキャンプU-12千葉クール(その他兵庫、横浜、新潟で開催)を訪問し、トレーニングを取材した。

エコノメソッドは元バルセロナの下部組織(カンテラ)のコーチと大学の教授により、サッカーサービス・バルセロナ社が独自に開発。サッカーの試合において非常に重要な要素である「認知」をベースに個人戦術の鍵となる要素を指導することで、選手の最大限の能力を引き出すことを目的としている。

今回のエコノメソッドU-12千葉クールには、小学2年生から6年生の約50名の選で参加した。参加選手は学年ごとに3つのグループに別けられ、日本に常駐するスペイン人コーチ3人と日本人コーチ達が指導した。

ここではトレーニングからスペイン語講座に至るまでの充実したキャンプの概要や様子、参加選手や保護者へのインタビュー、3人のスペイン人コーチへのインタビューをお届けする。

写真: フットボール・トライブ

全クールの中から選出された総合MVPの選手はスペイン・バルセロナに招待

エコノメソッドキャンプでは、各クールで1名MVP選手を選出。そして、兵庫、横浜、千葉、新潟の全クールの中から選ばれた総合MVPの選手はスペインのバルセロナでエコノメソッドの特別プログラムを受けることができる。さらに、スペイン遠征に参加することができる選手の選出も行われる。スペインでプレーし、現地コーチ陣の指導を直接受けられるのは選手達にとっても貴重な機会になるだろう。

トレーニングごとにテーマを設定して徹底指導

キャンプでは、午前と午後に90分、合計180分のトレーニングが3日間行われた。それぞれのトレーニングでボールを持つ選手へのサポート、1対1での守備、マーク、コントロールなどのテーマを設定。これらの全てのトレーニングに「認知」の要素が含まれている。テーマを決め、目的や目標を明確にすることで、より効果的なトレーニングを行えるとのこと。

トレーニングメニューはポゼッションや試合形式を中心に様々

1日2回、3日間で計6回行われたトレーニング。テーマごとにトレーニングメニューが作成されており、ポゼッション、オレアーダ(ウェーブ)、試合形式など、試合に近い状況を作り出し、トレーニングメニューを作成している。特定の状況と作り出すためにコートをゾーンで分けたり、タッチ制限などのルールが設定される。そうすることで、コンセプトを明確にして選手達に伝えることができるという。

写真:フットボール・トライブ

トレーニング後にはフィードバックや質問タイムも

1日のトレーニング終了後には、選手と保護者に向けて、どんなテーマでトレーニングをしたか、大事なコンセプトなどの振り返りやフィードバックが行われた。参加選手はテーマごとのコンセプトを改めて理解でき、保護者もトレーニングの内容や目的を知ることができる。また、最終日の閉会式終了後には、参加選手がスペイン人コーチへ質問する時間も設けられ、参加選手全員が1人1問質問をした。

スマートフィールダーでのプレー分析やスペイン語講座も

トレーニング以外にも、スマートフィールダーと呼ばれる映像によるプレーの分析や解説、スペイン語講座も開催。スマートフィールダーでは、プロ選手のプレーを参考にしながら、キャンプでのトレーニング映像の解説や分析が行われた。参加選手達のプレーの「どこが良かったか、何故良かったか」が直接フィードバックされる。褒められた選手のモチベーションアップや自信に繋がることはもちろん、他の選手達にも参考になり、刺激を与えることになるだろう。さらにスペイン語講座では、通訳スタッフが講師となり、挨拶やサッカー用語などが教えられた。スペイン語でサッカー用語を理解することは、スペイン人コーチから指導を受ける際に役に立つに違いないだろう。

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